飼育に慣れている人であれば、あまり見ることがない症状として、飼育している魚の白点病といった病気があり、白点病とはその名の通り、魚の全身に白い点々のようなブツブツが付着する病気であり、この状態の魚は風邪をひいているような状態です。
魚の病気については、色々と種類があるのですが、白点病はその中でも代表的な病気であり、他の病気と比較してそれほど問題になることはないのですけど、そのまま放置しておくと魚の体力がどんどん弱っていきますので、速やかな対処が必要です。
魚の体力次第、水槽の環境次第では、白点病も放置状態で改善することもあるのですけど、白点病にかかっている魚は大抵は弱り切っているため、自然環境ならともかく、狭い水槽の環境で自然回復させるにはなかなか難しい部分もあります。
なぜ飼育している魚が白点病になってしまうのか?
普通に飼育をしていれば、なかなか白点病そのものになることはありませんので、安定した水槽を運営してる人であれば、逆に白点病の魚を見ることの方が難しい位なんですけど、まだ飼育に慣れていない人であれば結構頻繁に見るかもしれません。
白点病の原因になる病原菌については、あまり詳しくは知らないのですが、通常の水槽にも少なからず存在しているらしくて、その状況下で水槽の水質が極端に悪くなった際や、魚にストレスが極度に発生した場合に、水槽の魚が白点病になるようです。
ですから、濾過フィルターが安定をしていて、水槽の水を綺麗に濾過している場合は、なかなか、飼育している魚が白点病になることはないのですが、稀に新しく投入した魚がストレスを感じてしまい、その場合に白点病になることはあります。
白点病になったらどうすれば良いのか?
基本的に、魚が白点病になったら専用の薬品を使えば良いと思っている方もいるかもしれませんが、薬品類をそのまま水槽に入れてしまうと、色々と別の問題が出ますので、白点病に限って言えば、水槽用ヒーターで水温を28度から30度くらいまでに高めます。
水温を高くすることによって、魚に付着している白点病のブツブツは次第に剥がれていき、その後に何事もなかったかのような状態に回復していきますので、特別な薬品類を使わなくても、お金もかからず回復できる風邪のような対象法で大丈夫です。
ですから、高い水温に耐えれないような魚の場合は、当然28度から30度くらいに水温を設定することはできませんので、その場合は、別途に治療用水槽を用意して、その中で治療をさせることになります。
また、エビが水槽内にいる場合、高温にするのは良くありませんので、エビは隔離をしておくとより安心に白点病を回復できることとなりますが、どうしても気になるのであれば、隔離水槽を用意してその中で薬品を使うとより安心感出るかと思われます。