メダカの飼育に最も最適な水といえば、ご存知グリーンウォーターになりますので、グリーンウォーターがあれば、メダカの稚魚でもメダカの親たちでも、餌を与えなくても元気に成長していく魔法の飼育水と言った感じでしょうか?
ただし、グリーンウォーターの場合は、その名の通り、緑色の水になりますから、視界がものすごく悪い性質上、水槽内でトラブルが発生しても飼育者はその把握が難しい為、例えば、稚魚を育てている場合は極端に成長が早い個体が他の稚魚を食べ尽くしてしまうトラブルになることさえあるくらいです。
グリーンウォーターの作り方はとても簡単。
グリーンウォーターを作りたい場合、バケツなどに水を入れてそれを日当たりが良い場所においていれば、しばらくしてカルキなども抜けてきますので、その状態でメダカやミナミヌマエビなどを入れておけば、勝手にグリーンウォーターが完成します。
あとは、一度完成したグリーンウォーターは殆どそのまま使い続けることができるので、新しくグリーンウォーターが必要な水槽があれば、その水を掬って分岐させて、更に簡単にグリーンウォーターの環境を作ることができるようになります。
ただし、これらが可能な場合は屋外に設置した水槽に限られます。
室内水槽でグリーンウォーターを作ることはできるのか?
屋外の環境では簡単に作ることができるグリーンウォーターなんですけど、これと同じことを室内環境の水槽で行う場合、どのようにすればグリーンウォーターを作ることができるのでしょうか?
先に結論を言えば、室内環境の水槽ではグリーンウォーターを作ることはできませんので、事実上無理な話になるのですが、例外的に室内環境の水槽でもグリーンウォーターが完成することができる場合があります。
稀に、室内の日当たりが良い場所に設置されている水槽の水が完全にグリーンウォーター状態になっている水槽を見ることがあるかとは思いますが、そのような屋外に近いような条件で、あればグリーンウォーターを作ることができます。
ろ過機能が大幅に低下していて日当たりが良ければ一応は・・・。
ただし、その場合はろ過機能が大幅に低下している環境になっていることが多くて、飼育されている魚は大抵は金魚やドジョウなどの水の悪化に強い魚だけであり、また、水槽内もコケだらけになっている感じですから、あまり見た目が良いものではありません。
例えば、そのような室内水槽にヨシノボリをいれると、あっという間に死んでしまうくらいのカオス状態なのが現状なので、室内であっても日当たりが良い場所でろ過機能が低い水槽ならグリーンウォーターは作れるのですが、あまりお勧めはできません。