水槽内に油膜が発生する理由と原因|人工餌と天然餌

水槽を管理している人であれば、油膜が水面を覆っているのを見ると、見ていて気持ちが良いものではありませんし、大抵は水面全体をぎっしりと油膜が覆っていることが殆どなので、不快感しか持たない人が殆どです。

その結界、急いで油膜を除去しようとして、水面をコップや容器などで掬ったりして油膜を除去しようとしたり、ホームセンターなどに行って水槽用の結構割高な油膜除去をする飼育器具を購入したりすることになります。

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水槽の油膜を除去する際にはエアレーションで除去しましょう。

 

ただ、油膜の場合は、実は水槽内でエアレーションを10分前後行うだけで、その後は綺麗サッパリ消えてしまう訳ですから、汎用性がとても高くて水槽を管理してる以上、将来的にも必ず必要になるであろうエアーポンプ一式を購入したほうが良いでしょう。

エアーポンプを選ぶ場合、色々なメーカーの製品を沢山購入してきましたが、耐久性やデザイン、交換部品の安定度、騒音や振動の問題を考えると、価格は若干高めになるのですけど、水作の水心シリーズがおすすめです。

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なぜ?大型魚の水槽には油膜が見られないのか?

 

水槽内油膜が発生している理由はいろいろとあるのですけど、その多くが人工餌の与えすぎであることが多く、小型の魚用の天然生餌を少量だけ与えている場合はあまり油膜が発生することはありません。

大型魚の場合や、餌金と呼ばれる餌用の金魚を噛み砕いたり引きちぎったりするような魚の場合は、生餌を与えるたびに水槽内はどんどん汚れていくのですが、生餌を丸呑みするタイプで小さな魚の場合はその限りではありません。

水を極端に汚す大型魚の場合はオーバーフロー式の水槽で飼育しているのが普通ですし、強力なエアレーションを行っていることも多い為、その類の水槽ではガンガン餌金などの生餌を与えていても油膜が発生することは殆どないと言えます。

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オーバーフロー式の濾過フィルターを備えた水槽の濾過性能は桁違い。

 

強力なポンプで大型のオーバーフロー式の濾過フィルターを通して水をろ過している訳ですから、それが正しく稼働しているのであれば、大型魚の水槽というのは油膜とは殆ど無縁の世界なのです。

逆に言えば、オーバーフロー水槽や、大型魚の飼育水槽で油膜がいつも張っているような場合は、それは長期的な飼育ができるような設備ではないということですから、根本的に飼育環境を見直すことになります。

ただし、オーバーフロー式の水槽セットというのは、相当高額で飼育設備も濾過フィルターも巨大になることが多いですから、一般的なエーハイム2213などの濾過フィルター環境と比較すると、オーバーフローの飼育環境で油膜を発生させるほうが難しいと言えます。

 

 

なぜ?水槽内に油膜が発生するのか?

 

水槽内に油膜が発生する原因の殆どが、餌のやりすぎであり、その中でも人工餌を多めに与えることによって、食べ残しの餌が脂分をどんどん水中に放出したりして発生していきます。

人工餌というのは、想像以上に脂分を含んでいることが多くて、特に半生タイプの餌になるとその量は乾燥餌よりも飛躍的に多くなるのですが、その分栄養価も高いこともあり、どちらを使うかといえば、飼育優先であればより半生餌を使うことのほうが多くなります。

ちなみに、キョーリンのゴールドパッケージの栄養価の高い餌も、半生タイプの餌であり、この餌を粉末状にしてメダカの稚魚に頻繁に餌を与えていると、あっという間に油膜だらけになってしまいます。

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稚魚用の飼育水槽の場合はどうしても半生餌をやりすぎ状態になる。

 

餌を少なめに与えていれば、油膜が発生することは殆どないのですけど、稚魚の繁殖をしている場合は、どうしても多めに餌を与えることになりますし、頻繁に餌を与えないといけない為、どうしても油膜とは切っても切れない関係にあるのです。

また、稚魚用の水槽というのは水流がタブーですから、大型の濾過フィルターを設置できないことが殆どですから、小型のとりあえず濾過フィルターを設置しています程度のスポンジフィルターくらいしかつけれないこともよくあります。

その為、稚魚の飼育をしている水槽であれば、どんどん油膜が発生してしまうことになり管理が大変になってしまうのです。

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底面フィルターを使わずに油膜を抑えるには生餌を適量与えます。

 

対応策としては、稚魚用の水槽としてサテライトLを使い、本水槽に底面フィルターとエーハイム2213を3機ほど設置して回していれば、どんなに大量に半生餌を与えていても水質が悪化することなく、本水槽でも油膜が発生することもありません。

油膜を避ける場合はブラインシュリンプのような完全な生餌を使えば良いのでしょうけど、毎日朝晩ブラインシュリンプを沸かすことは、普通の社会人であれば時間的に無理がありますので、妥協した分はそこで発生する油膜の対応を管理者がすることになります。

飼育環境によって状況は常にまばらですから、全ての環境に必ずしも一致する訳ではありませんが、油膜を事前に防ぐ場合は底面フィルターであったり、ブラインシュリンプなどの生きた餌であったり、いろいろな対応策がありますので、一番適切な方法を検討しても良いでしょう。

オーバーフローが良いと言っても、水草水槽には不適切ですし、普通の人にはオーバースペックすぎますから、常にナンバーワンの回答が良い訳ではないのです。

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