水槽にろ過フィルターを設置する際にエーハイム2213を設置している人も多いのですが、そのストレーナーの吸い込み能力はかなり強力なため、稚魚や稚エビを簡単に吸い込んでしまうことからストレーナーに専用スポンジフィルターをつける人が多いです。
また、スポンジフィルターは意外にろ過能力が高いので、テトラの大型のスポンジフィルターだけで水槽の管理をしている人もいますが、スポンジフィルターを使っていると環境によっては、強力な苔が付着することがあり、見た目的にも問題が発生します。
このタイプのスポンジフィルターに付着する頑固なコケは駆除が大変難しく、力任せに苔をスポンジフィルターから剥がそうとすると、一緒にスポンジごとボロっと外れてしまいますので、その時点でスポンジフィルターが破損してしまう恐れもあります。
スポンジフィルターに頑固な苔が付着した際の対策方法。
それで、頑固な黒っぽいイソギンチャクのようなコケがスポンジフィルターに付着していて無理に剥がそうとしてスポンジが破損したら、結構高い飼育器具なのでイライラする事になりますので、この場合は安全かつ簡単にこの忌々しい苔を駆除していきます。
その方法なのですが、実はとても簡単で、苔が大量に付着していて見苦しくなったスポンジフィルターを一旦水槽から取り出して乾燥させるだけでよく、一週間くらい乾燥させておけば苔がカラカラに干からびてノリのようにスポンジフィルターに固着します。
そうなったら、今度は屋外の水槽やバケツの中に入れておけば、これまた一週間くらいすると綺麗に苔がなくなっていたり、手で擦っただけで苔の残骸がきれいに取れる状態になりますので、スポンジを痛めること無く邪魔な苔だけを簡単に除去ができます。
スポンジフィルターは同じものを2個セットで使うと長持ちします。
ここである問題が発生するのですが、スポンジフィルターを2213のストレーナーから取り外したりスポンジフィルターから取り外すと、スポンジが付いていない状態になりますので、稚魚や稚エビを吸い込んだり、そもそも濾過が全く機能しない状態です。
この場合の対策はとても簡単で、普段からスポンジフィルターは予備として同じ物をもう一セット用意しておき、苔がついてしまった際には交換をして使う方法で対策ができますし、この方法だと靴と同じでスポンジフィルターがより長持ちをするのでお勧め。
ただ、水槽からスポンジフィルターを取り出してしまうと、バクテリアが死んでしまうので意味がないのでは?と思うかもしれませんが、安定している水槽であれば、スポンジには直ぐにバクテリアが付着しますし、そうしないと苔が除去できないので大丈夫。
安定している水槽の苔か汚れている場合の苔なのかを判断。
水槽の中のスポンジフィルターに頑固なコケが付着する場合、水が安定している場合に付着する苔と、水質が不安定になっている場合の苔に分かれますので、スポンジフィルターに付着している苔をよく見てみて、水槽内に発生する苔の種類を判断します。
絶対的ではありませんが、黒っぽいイソギンチャクのような苔が大量にスポンジフィルターに付着している場合、ろ過フィルターが正しく機能していないか、水換え頻度を上げたほうが良い状態になっていることが多いのでろ過能力についてよく確認をします。
この場合、エーハイム2213でしたらサブフィルターを追加すれば大幅に濾過能力がアップデートされますから、60cm以下の水槽ならエーハイム2213が売れまくっているのは当然ですし、緑っぽいコケの場合は水質が安定している証拠なので対策は不要です。
緑っぽい頑固なコケの場合、水質が安定した際に斑点状のような状態で水槽内に発生することがあるのですが、これが本当に頑固でメラミンスポンジで削っても簡単には取れませんが、その場合は三角定規で削れば良いですし、スポンジは乾燥させればOK。