お手軽な投げ込み式フィルターである水作エイトやロカボーイを使うと、見た目上の問題があるので、テトラのスポンジフィルターを愛用している人も多いかと思いますが、スポンジフィルターは見た目よりも結構濾過能力が高いので状況によりお勧めです。
ただし、スポンジフィルターはたいへん目詰まりがしやすい構造になっていて、定期的にメンテナンスをしていないと、汚れやゴミが限界までスポンジフィルターに蓄積されてくると、それ以降はどんどん水質を悪化する汚れの発生源のような状態になります。
その為、スポンジフィルターを利用する場合は、定期的に水換えに合わせてスポンジフィルターもゴシゴシと飼育水を入れたバケツの中で手で揉みながら、水がまっくろくろすけになった汚れを何度も取り除きながらメンテナンスをしていくことになります。
スポンジフィルターは定期的にメンテをする必要がある理由。
テトラ等のメジャーなメーカーのスポンジフィルターを利用しているとよく分かるんですが、水槽に入れて利用しているとプレコの場合は1週間で利用不可能になるくらいにスポンジ内が真っ黒に汚れてしまい、メダカなどでも2週間でソコソコ汚れます。
そして、そのままメンテナンスをしないで放置していると、エアーが全くでなくなったり、エアーの量が極端に弱くなったりしてしまい、スポンジフィルターがろ過フィルターとして機能しなくなっていきますので、そうなる前にメンテナンスを行います。
ただ、普通の人ではスポンジフィルターを見ただけでは、それがどれ位汚れているのかの判断が大変難しいので、一般的には定期的にスポンジフィルターを綺麗にする感じで、汚れて目詰りする前にきれいに掃除をする方法で管理をしていくことになります。
スポンジフィルターからエアーが出なくなった場合の対処方法。
スポンジフィルターからエアーがでなくなり、ろ過フィルターとして機能しない状態になった場合、真っ先に疑うのはエアーポンプが壊れていないかどうかであり、極端な騒音がするようになったり振動がしているような状態だとエアーポンプが壊れています。
エアーポンプの確認をするのはとても簡単で、スポンジフィルターからエアーチューブを取り外して、そのエアーチューブの先端を水槽の水の中に入れれば、エアーポンプに問題がなければ、そのまま水の中でゴボゴボとエアーが発生するのが確認できます。
もし、エアーポンプが壊れてなければ、スポンジフィルターのスポンジが機能しなくなる位汚れて目詰りしている可能性がありますから、そのままスポンジフィルターを取り外して、飼育水をバケツにプロホースで移動させてから、その中でゴシゴシ洗います。
スポンジフィルターのプラスチックが目詰まりをしているケース。
エアーポンプも壊れていないし、スポンジフィルターのスポンジ部分も清掃をして綺麗にしたのに未だにエアーが全く出ない場合の最後の問題解決方法としては、実はスポンジフィルターのプラスチックのパーツそのものが目詰りしている場合もあります。
スポンジフィルター本体にスポンジを突き刺して、エアーチューブを取り付ける箇所がかならずあると思いますが、そのエアーチューブを取り付ける箇所の空気が流れる部分が目詰まりをしていて、それでエアーが流れなくなっている状態になっています。
この場合、スポンジフィルターの吸盤がついているメインパーツを取り出し、水道水でゴシゴシとエアーチューブを取り付ける部分を重点的に歯ブラシなどで綺麗に磨いて水槽に取り付けると、あら不思議、普通どおりにエアーが出るようになります。
長期間スポンジフィルターを利用していると、スポンジではなくてスポンジフィルターのプラスチックの部分が目詰まりすることもありますので、まさかこんな部分が目詰りするとは思わない人も多いのですが、まさかが起こりますので覚えておきましょう。