水槽に設置している飼育器具の中でも、多くの人が利用しているのがスポンジフィルターで、スポンジフィルターは水作エイトのように見た目的な問題も少なく、意外に濾過性能も高いことや、色々な状況で汎用的に利用できることからとても人気があります。
例えば、エーハイム2213のストレーナーはそのままでは大きなゴミ等も大量に吸い込んでしまいますので、一ヶ月もすれば2213の濾過槽はゴミだらけになり掃除やメンテンスをしないといけないのですが、スポンジフィルターがあればそうはなりません。
スポンジフィルターをストレーナーの先端につけると、スポンジフィルターが大きなゴミを吸い込ませないようになりますし、合わせて濾過機能が強化されることになりますから、スポンジフィルターは色々な飼育器具と組み合わせて活用が出来るのです。
テトラのスポンジフィルターの寿命は一年くらいで交換?
スポンジフィルターをストレーナーに取り付けて使うエーハイム2213は大変耐久性が高くて、5年や10年の間、全くトラブルなく利用できることが出来る飼育器具になるのですが、スポンジフィルターの寿命は凡そで1年位しかなく、それで交換になります。
スポンジフィルターを1年間位使っているとどうなるのか?といえば、スポンジがフニャフニャになっていき、苔などが大量にくっついてしまって、イソギンチャクのような見た目になることも多く、ストレーナからするんと抜けてしまう状態になります。
ただ、そうなってもスポンジフィルターが全く使えないって訳ではないのですが、濾過機能は大きく低下しており、ゴミをなるべく吸い込ませない的な役割をはたすだけになってしまうこともありますし見た目がちょっと残念なのでそろそろ寿命と言う訳です。
寿命を迎えたスポンジフィルターの利用には賛否両論がある?
スポンジフィルターを販売しているテトラなどのメーカーの説明書にも、寿命を迎えたら交換してくださいって注意書きがありますし、交換用のスポンジも販売されていますから、人によってはスポンジを定期的に几帳面に交換している人もいらっしゃいます。
しかし、寿命を迎えているであろう、髭のような黒い苔が大量に付着してしまっているスポンジフィルターで、パイプに刺す穴がスカスカになっている状態でも濾過機能が落ちていると言ってもある程度機能はしていますし、ゴミを除去する能力もあります。
また、一年間以上使い込んでいるスポンジフィルターには、見た目がみすぼらしいと言う意見以外にも、逆に貫禄があるとか使い込んで簡単には取れない髭苔が大量についているのが味があると考える人も多いので、交換に関しては賛否両論の意見があります。
一年間以上経過して寿命を迎えて貫禄が出てくるスポンジフィルター。
長期間に渡って水槽の中で使用しているスポンジフィルターには、なんか貫禄が出てくることもありますので、新品状態と比較すると濾過機能の低下が発生しているのは仕方がないのですが、ゴミを除去する能力は健在で、見た目にも貫禄が出ている状態です。
ですから、あえて一年間以上だけではなくて3年以上とか5年以上に渡って使い込んでいる、黒い髭コケが沢山付着してしまったスポンジフィルターを水槽の中で使っている人もいますし、見た目が新品状態出ないと駄目って人はスポンジを新品に交換します。
どちらの方法が良いとは言えないので、管理者の判断による部分が大きいのですけど、5年位使い込んでいるスポンジフィルターはかなりのインパクトがありますし、もはや人口建造物ってイメージではなくて、水槽のレイアウトに馴染んでいるので渋いです。
スポンジフィルターですが、寿命を迎えるというのはろ過フィルターとして使えなくなるって意味ではなくて、新品状態から濾過機能が低下してしまい、見た目にも除去が難しい頑固な髭苔が付着している状態の事ですので、別にそのまま使っても大丈夫です。