日本の北海道辺りのとても寒い冬の海で採取できる希少な水生生物といえば、ご存知クリオネになる訳ですが、このクリオネの飼育をしたいと思っている人からご相談を受けましたので、クリオネを飼育する方法はそれほど難しくはなく、冷蔵庫でOKです。
クリオネは相当冷たい海水でなければ飼育ができませんので、そこ迄水温を下げるには強力な水槽クーラーが必要になるんですけど、実際には冷蔵庫に入れておけば飼育をすることが可能で、鑑賞の度に冷蔵庫から出すのは面倒かもしれませんが飼育可能です。
ただし、餌を与えるわけではなくて、クリオネが餓死する迄の間、冷蔵庫の中で活かして送って感じになりますので、長期飼育は出来ないのですが、一般の人がクリオネを飼育するのはこの方法が一番適切なので、餓死するまで冷蔵庫で飼育すれば良いですね。
クリオネの飼育方法は冷蔵庫で餓死するまで管理が基本なの?
見た目がこの世の生き物とは思えないくらいファンタジー的な姿をしているクリオネをみれば、この可愛い生き物を飼育していみたいと思うかもしれませんが、実はクリオネそのものの入手はそれほど難しくはないのですけど、餌の入手がとても大変なのです。
クリオネは種類によって違うのかもしれませんが、ミジンウキマイマイってこれまた可愛い名前の、カタツムリに翼が生えて羽ばたいているような生き物しか捕食しないって特徴がありますので、このミジンウキマイマイを生きたまま入手するのが難しいです。
ミジンウキマイマイも、クリオネと同じく、こんな生き物がいるのか?って思えるような本当にカタツムリに翼が生えて空を飛んでいるような姿をして海中を泳いでいますので、クリオネも含めてまだまだ解明されていない自然の神秘の世界を堪能できます。
クリオネは餓死するまで冷蔵庫で飼育するのが一般向けです。
クリオネって透明で妖精みたいにとても可愛い姿をしていますけど、実はミジンウキマイマイを捕食する際にはバッカルコーンといって、頭が割れて触手みたいなモノが飛び出してきて、それでミジンウキマイマイを捕まえてバリバリと食べてしまいます。
その姿はエイリアンみたいで、これも地球外生物としか思えない状態になるのはとても有名で、以前はテレビなどで何度も取り上げられていたので、見たことがある人も多いかもしれませんが、自宅の飼育環境でバッカルコーンを見るのはとても難しいのです。
ミジンウキマイマイを生きた状態で入手するのはとても難しく、クリオネやミジンウキマイマイも生態などがよく分かっていない為、水族館レベルの飼育環境やノウハウがないと、長期飼育は大変難しいですから、冷蔵庫で餓死するまでの飼育になります。
ただ、餓死をすると言っても、水質と水温が問題なければ、相当な長期間に渡って餌を食べなくてもクリオネは生きていけますので、メダカやミナミヌマエビの飼育とは感覚が全然異なりますし、半年から1年位は餌なしでも生きるって言われている位です。
試行錯誤すればクリオネを通常の水槽で飼育可能かもしれない?
クリオネやミジンウキマイマイについては、専門家でもよく分かっていないことも多く未知の生物に近い扱いであることから、一般のひとであれば、どうしてもクリオネの飼育がしたい場合は、冷蔵庫で餓死するまで管理するのが一番確実な飼育方法です。
ただ、本格的な水温管理が可能な海水水槽を用意できて、クリオネだけでなく餌の生きたミジンウキマイマイも安定して入手する事ができるレベルの人であれば、もしかしたら専門家でも解明できていないクリオネ生態や新しい事実がわかるかもしれません。
ですから、この寒い時期であれば比較的クリオネ事態は入手が容易になりますので、ためにしに購入をしてみて、クリオネの本格的な飼育がしてみたい出来れば繁殖もしてみたいってチャレンジャー的な価値観をお持ちであれば、是非お勧めしたい生き物です。
寒い時期であれば結構クリオネは北海道辺りの海で採取できるらしいので、価格もそれほど高くなく生きたクリオネの入手をすることは可能なのですが、餌のミジンウキマイマイも安定入手するのは本当に大変なので、勉強も兼ねて調べてみるのがお勧めです。