ミナミヌマエビの飼育に慣れてきて、繁殖もこなせるようになってくると、次はレッドビーシュリンプ等の若干飼育難易度が高くて見た目が綺麗なエビの飼育を始める人が多いのですが、今回、ちょっと変わったエビの飼育をしたいですって相談を受けました。
エビって実は世界的には相当な種類がいて、日本だとミナミヌマエビとかスジエビ、ヤマトヌマエビ位しかいないのかもしれませんが、海外のエビを含めて、更には淡水だけではなくて海水のエビも含めると、それはなにこれって?エビも沢山出てきます。
それで、今回はちょっと変わったエビの飼育をしたいって相談を受けましたので、ミナミヌマエビの飼育と繁殖が出来るくらいの人でしたら、あとは予算の問題だけで飼育できるエビが殆どになりますから、遂にあのエビの紹介をしないといけませんね。
ちょっと変わったエビを飼育したいのならフリソデエビで決まり。
ちょっと変わったあのエビっていうのはフリソデエビになるんですが、このエビのことを知らない人は結構多くても、その姿を一度で見ればあまりのインパクトのあるデザインをしているので、必ず何このエビ?って興味をもつことは確実なくらいのエビです。
大きさもミナミヌマエビと同じ4㎝位の小さなエビなんですが、一応海水のエビになりますので、海水飼育の環境が必要になるとは言え、海水エビの中でもかなり小さい部類のエビですから、60㎝水槽があればよくて、ミナミヌマエビの飼育環境と同じです。
フリソデエビエビの何が変わっているのかと言えば、その振り袖ってエビの名称からしておかしな名前の通り、振り袖を羽織っているような体をしている大変カラフルなディズニー映画に出てきそうなエビであり、本当に宇宙系の不思議なエビになります。
フリソデエビは見た目だけではなくてヒトデしか食べないエビで有名。
フリソデエビがちょっと変わっているのは、レッドビーシュリンプがミナミヌマエビに見えてしまいそうなくらい、その派手で独特の体の形状だけではなくて、このフリソデエビは餌をヒトデしか食べないというかなり変わった習性があることになります。
ですから、フリソデエビが売られているペットショップに行けば、必ずヒトデもセットになって売られており、ヒトデも定期的に水槽に投入しておかないと餌がなくなり死んでしまいますので、他のいかなる餌も受け付けない飼育方法も変わったエビです。
以前は3000円位で売られていて、何処でも購入できるフリソデエビだったんですが、最近は購入していませんし、飼育も止めてしまっているので、現在どれくらいの価格で売られているのか分かりませんけど、興味があれば飼育して見るのがお薦めです。
基本的に海水エビの飼育には水槽クーラーとヒーターが必須です。
ミナミヌマエビの飼育からレッドビーシュリンプの飼育に切り替えたり、水槽を追加する場合、それとほとんど同じ環境で水槽クーラーと水槽ヒーターを追加しないといけませんが、海水エビの場合も同様で、水槽クーラーとヒーターは100%必須になります。
部屋ごと温度管理をしている場合は、別に水槽クーラーも必要ありませんけど、そうでない場合、海水エビであるフリソデエビの飼育自体は難しくはありませんが、水温の変化には大変弱いエビであること、強力なろ過フィルターが必ず必要になります。
ミナミヌマエビの飼育の次に、フリソデエビの飼育ってのはかなりマニアックな選択ですし、フリソデエビ自体を知らない人が大半なのですが、海水エビの飼育の中でも飼育は容易な方ですから、あの独特のデザインのエビの飼育にチャレンジも良いですね。