サメの飼育をしたいならオーバーフロー120㎝水槽でネコザメ

メダカの飼育に飽きてきたら、次は他の難易度が高い魚の飼育を行う人もいますし、そのままとことんメダカの飼育にこだわる人もいらっしゃるのですが、サメの飼育をしたいけど大丈夫ですか?との相談をいただきましたので、サメの飼育についての話です。

基本的にサメと言えば、ジョーズって映画を思い出す人も多くて、巨大なホオジロザメが人を船ごと襲って食べてしまう恐怖映画の代表的な作品なんですが、通常はサメは臆病なので、映画のように積極的に船を襲ったり人を襲ったりすることはありません。

ホオジロザメとかイタチザメのような巨大に成長するサメは稀に人を襲うこともありますが、サーファーなどはウミガメやアザラシと間違えられて襲われることは有名なんですけど海で泳いでいる人間を餌と認識して積極的に襲ってくることは殆どありません。

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サメの飼育をしたいならオーバーフロー120㎝水槽でネコザメ。

 

ホオジロザメやイタチザメは巨大に成長するサメであり個人の自宅の水槽で飼育したいと思う人はいないでしょうし、もはや水族館でしか飼育できない大きさのサメですから大型のサメが見たい場合はしながわ水族館等に行けば、シャークホール等で見れます。

ただ、サメと言ってもいろいろな種類があり、ホオジロザメのような5メートルを超えるような巨大なサメばかりではなくて成長しても100㎝位にしかならない小型のサメもいますので、小型のサメでしたら自宅の水槽で飼育が可能ですし、飼育は容易です。

個人宅で飼育するサメでお勧めのサメと言えば、有名なのがネコザメであり、成長しても60㎝位から100㎝位までの大きさにしかなりませんから、飼育用のサメとしては最適であり、また一般的なサメの特徴として見られる回遊をしないので扱いも容易です。

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ネコザメは回遊しないサメなので超大型水槽は必要ありません。

 

サメはその場でじっとしている魚ではなくて常に泳ぎ回っている習性がある魚ですから、小型のアブラツノザメ等でも飼育をするなら300㎝クラスの大きな水槽が必要になり、それでも注意しないと顔をぶつけてしまって、傷だらけになってしまいます。

その点、ネコザメは回遊を積極的にするサメではなくてドンコやドジョウの用にそこでじっとしてそれ程泳ぎ回ることはなくて、夜になると餌を求めて近場を泳ぐくらいのサメですから、家庭の水槽で飼育するサメならネコザメが最も扱いやすいサメなのです。

実際にペットショップで売られているサメを見ても、ネコザメが圧倒的に多くて展示用の90㎝水槽に入れられて小さな個体が10000円位で売られていることが多いのですが、最終的には120㎝水槽があれば良くて、出来れば150㎝水槽があればより安心です。

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ネコザメの飼育はメダカの繁殖が出来る人なら容易に行なえます。

 

ネコザメの飼育自体は普通の熱帯魚と同じレベルの難易度であり、水温を25度前後に保った海水の水槽であれば容易に飼育させることが出来ますので、メダカの繁殖ができる知識と経験がある人なら設備さえ用意すれば、ネコザメの飼育はすんなりです。

ただし、120㎝から150㎝クラスのオーバーフロー水槽が用意できる環境であること、餌のアジやイワシなどを大量に確保出来ること、大型水槽の人口海水の維持はかなりの費用がかかること等、金銭的な問題が山積みなので、そこをどう判断するかですね。

あと、ネコザメの飼育で最も注意しないといけないのは、二番目の背びれの棘には猛毒がありますので、ペットショップでは2番めの背びれに何かを付けているのを見かけることがありますが、誤って刺されると命にかかわる事故になるのでそうしています。