サテライトでメダカの稚魚が全滅してしまう理由

スドーが発売しているサテライトは大変便利な飼育器具になっていて、安定している水槽があれば、それに取り付けるだけで、エアレーションで取り付けた水槽の水を循環させるだけなので、ろ過フィルターや水槽クーラー等も不要で、水槽を隔離できます。

その為、サテライトでは追加で熱帯魚やエビ等を導入する際に一番面倒で時間がかかる水合わせの作業を放置で簡単に誰でも行なえますので、以前のように水合わせで失敗して熱帯魚やエビを死なせてしまう等のトラブルが大幅に少なくなり便利になりました。

サテライトのさらなる使い方としては、インペリアルゼブラプレコの稚魚の飼育、オトシンネグロの稚魚の飼育などでも大変役に立ち、水が極端に汚れやすいブラインシュリンプを餌とする魚の稚魚の飼育の際にも、飼育水を常に綺麗に保つことができます。

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サテライトでメダカの稚魚が全滅してしまう理由。

 

このスドーが発売しているサテライトなんですが、兎に角、稚魚の飼育をする際には必須になっていて、以前なら小型のクーラーボックスなどを飼育用にしていて、夏場などには水温の上昇対策なども難しかったインペリアルゼブラプレコの飼育が本当楽です。

本水槽に水槽クーラーを取り付けておくと、サテライト内の水温もそれに準じた水温になりますので、結構管理がシビアなインペリアルゼブラプレコ、オトシンネグロ等の稚魚の飼育、その専用の餌になるブラインシュリンプの孵化等では必須になってます。

それで、サテライトを使ってメダカの稚魚の飼育をしている人から、稚魚が毎回死んでしまうので、原因と対策方法を教えてほしいとの相談を受けたんですが、メダカの稚魚の飼育をサテライトで行う場合、若干のコツがありますので、それを説明しました。

 

 

孵化したばかりのメダカの稚魚はサテライトで死んでしまう?

 

メダカの稚魚の飼育をする際でも、サテライトはかなり便利に使えるので、室内ではいつも使っているのですが、ご相談された卵をそのまま放り込んでいて、サテライト内で孵化させる方法をとっている場合、残念ながら稚魚が死んでしまう事がよくあります。

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その理由ですが、サテライトは本水槽の飼育水を循環させていますが、その際に気温と水温が大きく異なる場合、エアレーション最大出力で水流を強くしないと、隔離されたサテライトの飼育水の温度が適切にならないこともあり、それで稚魚が死にます。

メダカの稚魚が死んでしまう要因としては、餌が足りないことによる餓死なのですが、サテライトの水流が強すぎると、稚魚が水流で体力を取られてそのまま力尽きるパターンと、稚魚は餌を食べるのが極端に下手なので、餌が食べれずに餓死してしまいます。

 

 

孵化と針子が成長するまではサテライトには入れない?

 

インペリアルゼブラプレコ等の稚魚でしたら別にサテライトの水流があっても問題はないのですが、メダカの稚魚の場合は致命的なので、夏場であればサテライトの水流は点滴のように極端に水流を弱くするか、極論ではエアレーションを止めた方が良いです。

一番簡単な方法は、スドーが発売しているメダカの浮くネット等で卵から孵化させて、針子がある程度成長するまで、一週間ほどその中で育て、稚魚の体に厚みがてきたら、その時点でコップなどで掬って、サテライトに移動させると生存率が高くなります。

ただし、スドーのメダカの浮くネットは欠陥商品で、二枚重ねにしても、毎日のように親メダカがジャンプして侵入してくるので、それで稚魚が食べられてしまうストレスもありますので、親メダカがジャンプできないような環境にしておく必要があります。

スドーのメダカの浮くネットは直ぐに浮き輪部分が壊れて機能しなくなるし価格も高い欠陥商品ですが、これがあれば卵から孵化させて一週間ほど育てる工程が格段に楽になるのですが、サテライトと合わせて使うと、サテライト内での生存率が高くなります。



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