海の妖精!クリオネをどうしても飼育したいので飼育方法を教えて欲しいって相談を受けたのですが、実はクリオネの飼育方法は意外に簡単で、適切な海水と冷蔵庫さえあれば誰でも飼育することが出来るのですが、普通の水槽での飼育になると高難易度です。
まあ、冷蔵庫の中でクリオネを飼育していても、正直鑑賞用としてはあまり意味がありませんし、冷蔵庫を開けっ放しすると、電気代がとても高くなり現実的ではないので、クリオネの飼育をしたいと言うか、クリオネが見たい場合、水族館に行くのがお勧め。
クリオネ用の特殊な飼育水槽も売られていますが、正直、あまりお勧めできないというか、クリオネの性質上、海水と強力な水槽クーラーがセットで必要になるので、かなりの高価な水槽が必要になりますから、その費用体効果を考えても水族館が良いです。
海の妖精?クリオネをどうしても飼育したい!相談。
クリオネをどうしても飼育したい場合、知っておく必要があるのが、餌を与えてエビのように飼育をするのではなく、餌を全く与えない状態で、冷蔵庫の水槽(瓶)等の中で、餓死するまで生かしておく形式に成りますから、これを理解しておきましょう。
クリオネの餌ですが、ミジンウキマイマイという、生きたクリオネの仲間を餌として食べるので、このミジンウキマイマイが一般的に生きたままの入手が難しく、クリオネの方が入手が容易で、餌を与えなくてもそれなりに生きるので、餌は与えないのです。
クリオネですが、ネットなどで見ればエビみたいな大きなイメージがあるかもしれませんが、実際にはかなり小さく、冷蔵庫に収納できる瓶があれば、その中に海水とクリオネを入れて、餓死するまで飼育する流れになりますから、多分、直ぐに飽きます。
水族館みたいな飼育は難しいと考えるべきですね。
東京であれば生きたクリオネを見たい場合、池袋のサンシャイン水族館に行けば、一番最後の出口付近でクリオネの展示水槽があるので、以前、よくクリオネを見るためだけにサンシャイン水族館に行っていたものですが、個人であれを用意するのは無理です。
まあ、よほどお金が有り余っている人なら、クリオネ自体はそれほど入手が難しい訳では無いので、お金をかけて冷蔵庫並みに水温が冷える水槽を用意すれば、室内でクリオネの飼育が可能ですが、とにかく小さいので、離れるとなんだかよく分かりません。
更に餓死するまでの飼育になりますし、ミジンウキマイマイを生きたまま入手するのはかなり難しいですし、何より、クリオネの飼育を始めても、殆どの人が直ぐに飽きてしまって、冷蔵庫に入れっぱなしで放置になっていきますから、水族館が一番です。
クリオネのバッカルコーンを見たいけどどうすれば?
クリオネの飼育がしたいって人の多くが、以前、テレビなどでクリオネがミジンウキマイマイを捕食する際に、バッカルコーンと呼ばれるエイリアンみたいな触手を使って、すさじい勢いで襲いかかるシーンが記憶に残り、それが見たいって意見が多いです。
ただ、クリオネが海水の中を羽を羽ばたかせて泳いでいるシーンでしたら、クリオネさえ入手すれば、冷蔵庫の中で誰でも見ることができますが、バッカルコーンを使ってミジンウキマイマイの捕食をするシーンに関しては、かなり難しいのが現実です。
何しろ、ミジンウキマイマイの入手が難しいですし、それを生きたまま自宅まで郵送するだけでも大変なので、どうしても、クリオネのバッカルコーンが見たい場合、ユウチューブなどで動画検索をして、動画で見たほうが現実的なので、一度見てみましょう。