つい最近まで、海水魚の養殖は水産試験場等の大規模な施設や、民間の養殖の専門業者でしか行えないというよりも、やろうとする人がいない状況であり、特に観賞用ではなくて食用として飼育生産される海水魚の養殖って相当大規模な施設が必要でした。
海水魚の養殖は既に商業ベースでは大きな需要がありますので、ヒラメとか鯛とかハマチとか、養殖場やイケスを使って飼育をするのが普通ですし、自宅で水槽で大量に飼育するってのは難しかったのですが、つい最近は省スペースで可能になったようです。
なんでも、高級魚と呼ばれているヒラメを150cm位の水槽で大量に養殖できる時代になったらしくて、しかもヒラメの場合は底モノで平べったい魚なので積み重なった状態でも飼育が可能らしく、映像で見ればわかる通り凄まじい環境で養殖をしています。
自宅で簡単にヒラメの養殖ができる時代になった|興味津々
動画では水槽の中に大量の大きなヒラメがベアタンク状態で養殖されていて、一つの水槽で150匹位までのヒラメの養殖が行えるらしくて、これを自宅で設備していればいつでもヒラメを食べることが出来ますので、案外メリットがあるような気がしますね。
水換えもなるべくしないような環境になっているろ過装置や殺菌装置を備えているようで余っている部屋があればヒラメの養殖にチャレンジすれば、いつでも平目の刺身とか鍋などを食べることが出来ますけど、水槽で育てたヒラメの味はどうなのでしょうか?
基本的に、養殖魚の味って、餌で決まってしまうことが多くて、プロの養殖業者は相当餌にこだわって飼育をしていて、日々改良がされているので、プロが使っているヒラメの餌を購入できるルートが有るのであれば、ヒラメの自宅養殖って面白そうですね。
飼育している魚には愛着が生まれるので食べることが出来るか?
実際にプロの養殖業者であれば、完全に商売と割り切って魚の飼育をしているので、成長したら出荷するとか、捌いて食べるってのは全然ありなんでしょうけど、一般的な個人の場合、長期間に渡って飼育をしてきた魚を簡単に食べる事は難しいといえます。
メダカやミナミヌマエビの飼育をしていて増えすぎても、それを餌として利用することが出来ない人が多いように、個人で魚の飼育をしている場合は、どうしても愛着が生まれてきますから、それで自宅で育てたヒラメを食用にできるかどうかになりますね。
あと、クリーンな環境で養殖用の餌を与えて育てたヒラメであれば、海で養殖をしたり巨大なイケスで育てているヒラメよりも味が良くなるのかどうか?、そのあたりはよく分からないのですけど、半年一年育てたヒラメを捌いて食べるのは難しそうですね。
余っている部屋があればヒラメの養殖水槽部屋にしてみたい?
通常、海水魚の養殖に関しては、それなりの施設とか設備とか、海の近くに無いと管理が難しいって問題があり、個人レベルで飼育をするのとは違って人が食べる食用として管理されている海水魚の養殖は本当に個人では飼育が難しい環境が当たり前でした。
今回のヒラメの養殖に関して言えば、室内で150cm水槽が設置できるスペース、畳一畳分って解説してましたけど、どう見てもろ過装置等をみれば、畳2畳分くらいのスペースは必要ですが、その限られたスペースで150匹のヒラメの養殖が出来るとなると?
個人的にはかなり興味がありますので、余っている部屋があれば一度飼育をしてみたいと思っていますけど、ヒラメの稚魚を専門業者から購入するのも簡単ではありませんし、養殖用の餌などのことを考えると、大変ですけど、そのうちやってみたいですね。
ヒラメだと平べったい魚ですから、重ね合わせた状態で150cmくらいの水槽で150匹まで育てることが出来るのかもしれませんが、映像を見ているとストレスとか大丈夫なのか?、喧嘩をしたり体が擦れてしまって傷だらけにならないのか心配になりますね。