ミナミヌマエビの飼育はとても簡単で、屋外のバケツや発泡スチロール等に水道水を入れておき、一週間くらい経過した後に、マツモやカモンバ等の水草と一緒にその水槽に投入すれば、完全放置でも勝手に繁殖をして増えていくくらいなので、本当に楽です。
しかし、これが室内の水槽飼育になると話が変わり、何回ミナミヌマエビの飼育をしてもすぐに死んでしまうとか、一ヶ月くらいしたら全滅してしまうとか、全然、繁殖しないし、赤色になってひっくり返って死んでしまっているといった状態になります。
なので、ミナミヌマエビの飼育は全然簡単じゃないじゃないか!って怒ってしまいそうな人もいるかも知れませんが、大抵そういった場合、ミナミヌマエビを飼育している水槽が小さすぎることが殆どで水質の管理が難しいことから死んでしまうのが理由です。
ミナミヌマエビ最強の飼育環境90cm水槽を導入するべき?
ミナミヌマエビを室内で飼育する場合、簡単に飼育と繁殖をする方法は実は水槽を大きくすることであり、多くの人はミナミヌマエビを軽く見てプラケースや30cm以下の小さな水槽で飼育をしてしまい、逆に水量が少ないことから飼育難易度が高くなります。
ですから、ミナミヌマエビを簡単に飼育する方法は90cm水槽を用意することなのですが、これ以上大きな水槽にしても殆ど難易度は変わらず、150cm水槽などは一般家庭に設置するのは不可能なくらいですので、一般家庭の限界である90cm水槽になります。
ただ、90cm水槽は規格サイズでも幅が90cm、高さが45cm、奥行きが45cmになりますので、かなり巨大になりますから、ミナミヌマエビの飼育のために導入するか悩む人も多いのですが、以下の注意点だけを気をつけておけば最高の飼育環境になります。
90cm水槽は地震の時に凶器になる恐れがあることを知っておく。
私は以前は90cm水槽を数本管理していましたが、現在は全て60cm以下の水槽にしており90cm以上の大型水槽は全て売却してしまったのですが、その理由は関西で以前発生した大地震のときに、水槽台ごと部屋の中を水槽が移動してきたことがきっかけです。
建物が倒壊して大火災が発生し、多くの人がおなくなりなった大地震、高速道路も倒壊したりそれは凄い被害だったのですが、NISSOの2段式水槽台に設置した2本の90cm水槽が水槽台ごと滑るように移動してきて、頭の上にでも落下したら死んでしますね。
それがあったので、地震大国の日本ではちょっと90cm以上の水槽はもしものことがあるので控えるようになったのですが、地震のことだけでも注意しておけば、後はデメリットよりもメリットが多いので、それに納得すれば90cm水槽はお勧めできるサイズ。
90cm水槽の管理は本当に楽でミナミヌマエビも大繁殖します。
150cm水槽になると、更にミナミヌマエビには快適な環境を提供できますけど、設置場所の確保が大変、価格や維持費が桁違い、水換えの時に凄く時間がかかる、水道代も電気代も高くなるので、一般的ではなく、富裕層の大型魚飼育向けの環境になります。
一般家庭では、60cm水槽でも限界になっている事が多くて、何とか無理をすれば90cm水槽も可能って感じですから、ミナミヌマエビの飼育と繁殖をラクラクしたい場合は、90cm水槽を購入しておき、後は水量にマッチしたろ過フィルターを可動させるだけ。
以前ミナミヌマエビの飼育をしていた時、90cm水槽でヤマトヌマエビと一緒に飼育をしていましたけど、襲われても増える量の方が多く、定期的な一ヶ月の水換えだけしておけば、爆発的にミナミヌマエビが増えていきましたので、初心者の人でも余裕です。
90cm水槽は60cm水槽の約3倍位の水量がありますから、水換えの際には洗濯用のお風呂場ポンプがないと人力だけでは厳しくなりますけど、150cm水槽と比較すると全然マシなので、ミナミヌマエビの室内飼育環境では利便性も考慮すると最強の環境です。