先日、大阪で大きな地震が発生してしまい、食器やお皿が割れてしまったり、水槽が破損してしまった人もいるようで、大阪や兵庫県の友人等は阪神大震災の記憶がありますから、すっ飛んで自宅を飛び出して避難場所に向かったと話していたくらいでした。
大きな地震でなくても、日本は世界でも稀に見る地震大国なので小さな地震は毎日のように発生していますし、関東大震災の続編的な首都圏で発生する地震、南海トラフ巨大地震等、今後いつ発生するかもわからないような巨大な地震が待ち構えています。
通常は地震についてそこまで神経質になることは無いのですが、どうしても大きな地震が発生した直後などは、地震が心配になることも多くて、その度に水槽について気になって仕方がない人もいるようなので、地震と水槽について知っておいてほしいこと。
水槽を設置すると地震が心配?枠ありアクリル水槽が最強?
先ず、地震で水槽がひっくり返るとか破損するなどの場合、殆どが免震構造ではない住宅であることが多く、地震の揺れを直接建物全体が受けて共鳴して揺れてしまいますので、それでお皿が割れてしまったり、水槽が割れてしまったりなどの被害になります。
免震構造のマンションに住んでいる人であれば、大きな地震が来ても水槽は全く問題がありませんが、東日本大震災のときは水槽は問題なかったのですが、枠なしガラス水槽の水が結構、吹き飛んでしまってフローリングに散乱してしまう状態になりました。
しかし、枠あり水槽の方は、相当な揺れがあったにも関わらず、水漏れは全くない状態で水槽台も全く動いていなかったので、地震のことを考えると枠あり水槽が絶対にお勧めであり、更に破損が心配になるのであればアクリル水槽一択になると思います。
免震構造の住宅に住むのが難しいなら枠あり水槽がお勧め。
水槽を設置する環境で一番お勧めになるのは、やはり免震構造の頑丈な住宅に引っ越すことなんですけど、これは一戸建てでは相当な富裕層の豪邸以外は不可能ですから、免震対応のマンションに限定されてしまいますので、あまり現実的ではありません。
ちなみに、六本木ヒルズレジデンスとか頭でっかちタワーマンションで有名な元麻布ヒルズ等は、地下水を独自に組み上げるシステムや発電システムなどがありますので、都市機能のインフラが停止してしまっても水槽を維持できる位の豪華な設備があります。
一戸建ての場合は免震対応は難しいので、地震を意識するなら60cm以上の水槽で枠あり水槽を選んでおけば少なくとも東日本大震災位の地震では全く水は漏れませんし、水槽台が移動して壁にぶつかるなどの被害も出ませんので、枠あり水槽一択になります。
自宅を留守にしている時に大地震が来たときの問題を考える。
極論で言えば、自宅にいる際に大地震が発生して、その際に枠あり水槽から水漏れが発生しても大した問題にはなりませんけど、長期間に渡って自宅を留守にしている際に大地震が発生して水槽の水が大量に漏れてしまった場合は、いろいろと問題が出ます。
大地震でも自宅が倒壊するなどの状態になってしまうのであれば別かもしれませんが、通常はそこまでの被害にはなりませんので、水槽の水が大量に漏れてしまうとそれで電気コンセントにかかってしまって漏電が始まり最悪は火災になってしまいます。
基本的に水槽は電気コンセントの近くにあることが多くて、タコ足配線などで大量の電化製品を可動させていることが多いですから、自宅を留守にしている際に万が一問題を考えると、枠無し水槽ではいろいろなリスクがあるので、それは知っておきましょう。
超大型の地震は頻繁に発生するものではありませんので、そこまでシビアになることはありませんし、阪神大震災のようなあちこちで火災が発生してる状況になるとそれどころではないのかもしれませんが、自宅が火災の発生源にならない注意は必要ですね。