友人から、サテライトの中でメダカを飼育することは可能なの?って質問があって、それに対して可能と回答した後に、更に追加で、サテライトの中でメダカを繁殖させることも可能なのか?と聞かれたので、普通に繁殖も出来るよって回答しておきました。
その条件はサテライトLを使うこと。更にはろ過フィルターをパワーアップさせることが絶対条件なので、60cm水槽であれば、エーハイム2213を3台以上(うち1台はサブフィルター)稼働させていれば、サテライトLを使って飼育も繁殖も普通に可能です。
特に難しいことは無いのですが、サテライトLの飼育水は取り付けている本水槽で濾過していますので、ろ過能力が足りないと、サテライト内で飼育しているメダカやエビの個体数だけ水が汚れやすくなっていることもあり、あっという間に水槽が崩壊します。
サテライトの中でメダカを繁殖させることは可能?
本水水槽の水温が25度前後であれば、よほど極端に室内が寒いとか暑いとかでない限り、サテライトの中のメダカは勝手に産卵行動を毎日のように行います。しかし、そのまま放置していると卵や孵化した稚魚は即食べられてしまうので、絶対に増えません。
サテライトの中にウィローモスを入れておくのも絶対条件になっていて、ウィローモスであれば、メダカが産み付けた卵を見つけて食べてしまう確率が大幅に低くなりますから、必ず入れておきます。ちなみにウィローモスが枯れてしまうことはありません。
サテライトの中に入れたウィローモスが枯れてしまう場合、普通に本水槽でコトブキ等のLED照明を点灯していれば、ガンガン成長していくので、照明ではなく飼育水に問題が発生している可能性があるので、最初にろ過フィルターの見直しを行うべきです。
管理者が卵を隔離しないと100%稚魚は育たない?
サテライトLの中で、メダカを飼育及び繁殖させる場合、管理者が卵を隔離しないと100%の確率で稚魚が食べられてしまい、育つことが出来ません。そのため、サテライトの中で飼育しているメダカは繁殖をしないのでは?と思ってしまう人がいる訳です。
サテライトの中の卵を確認していたんですけど、稚魚が卵から孵化して飛び出した瞬間に速攻で親メダカが稚魚を食べてしまっていたので、これでは隔離しないと稚魚が育つのは無理なのです。60cm水槽ですら稚魚は食べられるのにサテライトなら無理です。
隔離したメダカの卵は、本水槽にプラケースでも浮かべてその中に入れておけば勝手に稚魚が孵化しますので、その中で育てていけばよいだけです。それが面倒な場合、春から秋にかけてであれば、屋外のバケツなどに卵を適当に放り込んでおけば大丈夫です。
メダカの卵は隔離が基本なのでスポイトは必須?
基本的に、サテライトでなくてもメダカの卵は親メダカがいる水槽から隔離するのがk本になっています。隔離の方法はサテライトの販売元であるスドーの熱帯魚用のスポイトを使えば問題ありません。卵を隔離した後は、水温が25度前後の水槽で管理です。
後は、水温と照明が適正であれば、10日前後で稚魚が孵化しますので、稚魚が孵化した後は、お腹のヨーサックと呼ばれている栄養袋が空っぽになる数日後くらいからメダカの餌を細かく粉砕して一日数回ほど与えておけば、稚魚は勝手に育っていきます。
稚魚を育てる注意点は、成長に合わせて、次第に大きな水槽が必要になってくるので、サテライトLを使って稚魚専用の飼育環境を作るとか、プラケースを水槽に浮かべて、その中で育てれば、勝手に大きくなっていくのですが、数が増えまくるので要注意。