日本には色々と特別天然記念物が指定されていますが、ミナミヌマエビが特別天然記念物に指定されることは絶対になさそうです。仮にミナミヌマエビの生息地が壊滅するとか、自然界のミナミヌマエビが全滅する状態になった場合、日本は世紀末でしょうね。
そんな感じで、絶対に天然記念物に指定されることはないミナミヌマエビなんですけど、特別天然記念物としてかなり有名なオオサンショウウオという生き物がいます。ウオとついているので、名称だけ見れば魚かな?と思う人もいるかもしれませんね。
分かりやすく例えると、水中で生息する巨大トカゲというか、アカハライモリが巨大化したような生き物であり、魚ではありません。かなり大きな生き物で1メートル以上になるといわれていますが、特別天然記念物に指定されているので捕獲は出来ません。
特別天然記念物のオオサンショウウオを釣ったら逮捕?
このオオサンショウウオですが、実は過去に実際に釣ったことがあります。特別天然記念物のオオサンショウウオを釣ったら逮捕されるのでは?と、友人から質問を受けたことがあるんですけど、逮捕はされていません。そもそも、目的が違っていますからね。
オオサンショウウオを目的として釣り上げるとか、捕獲していたのではなくて、アブラハヤを釣っていたら、突然、途中から凄まじい引きが発生して、何事かと思ってバトルをしながら引き上げようとすると、オオサンショウウオが食らいついていたのです。
オオサンショウウオの生態については、よくわかりませんが、アマゴとかアブラハヤを餌として普段から食べているのではないでしょうか?、そのまま丸呑みするっぽくて、食べたら離さない感じで、そのまま釣り上げてしまったと言った感じでした・・・・。
まさかオオサンショウウオが釣れるとは思わない?
アブラハヤとかアマゴ目当てで釣りをしていたら、まさかオオサンショウウオが釣れるとは思わないので、なに?この強い引きは?となる訳ですが、あんなでかい怪物みたいな生き物がいきなり水中からでてくると、本当に相当にびっくりします。怖いですね。
オオサンショウウオの生態はわかりませんけど、アブラハヤの釣りをしていた場所は深みになっていて、清流なんですけど、深みで底が見えないという場所になっていたこともあり、いきなりオオサンショウウオが出てくると、周りの友人達も驚きましたね。
結局、その時はそのままオオサンショウウオは深みに潜っていきましたので、特に捕獲したり、ダメージなどを与えることもなく法律に違反することもないですから、問題は無いという感じです。釣りをしていると、極稀にこういう事が起きるのがおもしろい。
ミナミヌマエビはオオサンショウウオの餌になる?
オオサンショウウオについては、その清流に生息しているなどは全く知らずに、単純にアマゴやアブラハヤの釣りをしていただけなので、詳しくは分かりませんが、恐らく、ミナミヌマエビの生息域とオオサンショウウオの生息域は重ならないと思われます。
清流でかなり水温が低い場所でしたし、ミナミヌマエビの生息域は河川の場合中流から下流位の流れのゆるい場所が生息域になるでしょうし、ミナミヌマエビは水温が25度以上にならないと繁殖が出来ないエビなので、上流域に放流しても繁殖は厳しいです。
なので、ミナミヌマエビがオオサンショウウオの餌になるってことは無いと思いますしミナミヌマエビでオオサンショウウオを釣ることも出来ないのでしょうけど、かつては食用として捕獲されていたオオサンショウウオも今では捕獲はできなくなりました。
特別天然記念物ですから、個人で自宅で飼育や繁殖をしている人も見たことがないので、殆ど、研究施設とか国の施設などでしか見ることは出来ないと思いますが、アブラハヤとかアマゴが生息している清流には普通に居るようなので、見ることは可能かも?