そろそろ6月も後半に入り、気温が30度を超える日も珍しくない状態ですから、屋外の水槽やビオトープ等でホテイアオイを水槽に浮かべている環境であれば、爆発的にホテイアオイが増えていて、捨てるのも勿体ないって困っている人も多いかと思います。
そこで、増えすぎたホテイアオイを室内に水槽に移動させて、メダカの産卵場所として利用する等を考えている人も居ると思いますが、屋外のホテイアオイを室内に持ち込む際には注意点があって、万が一問題が発生すると、水槽のリセットが必要になります。
この屋外のホテイアオイを室内に持ち込む際の問題点というのは、ある小さな害虫が室内の水槽で発生するリスクが有るということであり、過去にこれで実際に失敗して、水槽をリセットする羽目になった事があるので、本当にリセット作業が大変でした。
屋外で増えすぎたホテイアオイを室内に?注意点。
正式な名称がよく分からないので、私は「じょうじ」とよんでいるホテイアオイに寄生している変な害虫なんですが、見た目がゴキブリによく似ていて、爆発的に増殖をしてしまい、これがコロニーにしているホテイアオイを持ち込んだ時点で水槽はアウト。
ホテイアオイに限らず、屋外で増えすぎた水草に関しては、捨てるのが勿体ないし、せっかく綺麗に大きく育っているのだから、室内の水槽でレイアウトしたいと思うかもしれませんが、水中の水草は別として、浮草のホテイアオイには問題点が多いのです。
浮草で結構大きなホテイアオイは害虫がコロニーにして生息してしまうことが多く、ホテイアオイを何度きれいに洗っても、害虫の目視では識別できない卵が大量に付着していることも多く、水道水で水洗いした位では完全に除去をするのはかなり難しいです。
何度駆除しても復活する「じょうじ」は本当に厄介。
ちなみに、「じょうじ」というのは、テラフォーマーズって漫画に出てくるゴキブリから拝借した名前であり、まあ、ゴキブリって意味なんですけど、ホテイアオイを綺麗に何度も水洗いをして、室内の水槽に移し、メダカの餌場としてホテイアオイを採用。
その後、水槽の中のメダカはホテイアオイの大きな根っこを見つけると、嬉しそうにガンガン産卵をしますし、卵の採取も容易ですから、屋外のホテイアオイを室内でメダカの産卵場に使えばいいだろうと思っていたら、じょうじがいつの間にか大量発生です。
このゴキブリみたいな害虫「じょうじ」ですが、何度駆除しても、いつの間にか水槽の中で復活していて、ホテイアオイや水槽のガラス面に卵を生みまくっているらしく、三角定規等で削り取っても、また数日後にこの害虫が復活して水槽内でうろつきます。
水槽のリセットでようやく完全に駆除できたけど・・。
最初はこの変な体長数ミリ程度の小さなゴキブリみたいな害虫を甘く見ていたので、ホテイアオイを一旦水槽から撤去するとか、水槽内で見つけた害虫をその都度、ガムテーム等でくっつけて駆除をするなどの方法で、対応をしていたのですが、全く無意味。
このゴキブリのような害虫は水中には潜ることは出来ず、水槽の水面よりも上の位置のみで生息をしているという特性がありますから、一旦水槽を全てリセットして、徹底して、水槽をクリーニングすることにより、なんとか完全に水槽から駆除できました。
ホテイアオイをコロニーにする害虫については、昆虫とか鳥に付着して、水槽に侵入してくるので、防風ネットを使いホテイアオイを完全に害虫からガードした状態のものであれば、変な虫もつかないかもしれませんが、リスクもあるので注意をしましょう。
ただ、屋外で太陽の光を浴びて、元気に育ったホテイアオイは葉っぱだけではなく、根っこも20cm位迄伸びることもあり、メダカの産卵場としては最適になりますので、害虫が付着していない事が確実なホテイアオイであれば、室内利用も良いと思います。