ベランダや庭等、屋外で水草を育成している場合、一部の繁殖力が強力な水草を除き、寒い冬の時期は別ですけど、夏場になれば、あっという間に水槽を埋め尽くす規模で増殖をしていきますので、毎週末くらいに駆除をしないと、水槽に悪影響が出てきます。
屋外の水槽では水草が増えているので、室内の水槽に移動してレイアウトをしたい?と思うのは当然ですし、実際に屋外の水槽で増殖をした水草を室内の水槽に移動させる人も多いのですが、大抵の場合、暫くしてから大いなる後悔をすることになります。
何故?、屋外の増えた水槽を室内の水槽に入れると後悔をしてしまうのか?、その答えはとてもシンプルで、一ヶ月後に水槽をみてみると、水槽内に「じょうじ」みたいな変な生き物が大量に繁殖していることが多く、特に浮草を入れた場合によく見ます。
屋外水草を室内水槽に持ち込む際の注意点じょうじ。
以前も経験したんですけど、屋外の水槽のホテイアオイがあまりに増えすぎて、毎週大量にゴミとして処分しているのがもったいないこと、室内の水槽のメダカたちの産卵場所にホテイアオイが最適なのもあり、屋外のホテイアオイを室内の水槽に入れました。
強烈な光源が必要になるホテイアオイでも、LED照明であっても、室内の水槽で育成出来ることが分かり、いい感じでホテイアオイを浮かべてメダカの産卵場所、エビの餌場などとて使っていた結果、その後、水槽の中で変な生き物が沢山発生してきました。
この変な生き物は1ミリ前後の体長なのですけど、見た目がどうみても「じょうじ」・・・、いわゆるゴキブリとしか思えない気持ち悪い虫であり、水槽のガラス面やホテイアオイなどにびっしりと付着していて、ゴソゴソ動いて本当に気持ちが悪い。
ホテイアオイを綺麗に洗浄してもじょうじには無意味?
ちなみに「じょうじ」とは、テラフォーマーズに出てくるゴキブリがしゃべる唯一の言葉のことで、未知のゴキブリみたいな生物=じょうじって結構広まっているので、この水槽内で発生する変な虫をじょうじとよんでいる訳ですが、正式な名前は不明です。
屋外の水槽から水草を室内の水槽に持ち込む際には、当然ですが水道水で何度もきれいに洗浄をして、害虫や変なものが付着しているのを落としたり、目視で確認してから、問題ないと判断できたら、水草を水槽にいれるんですけど、これでは防げません。
この1ミリ前後のゴキブリみたいな害虫ですが、屋外の水槽に浮かべているホテイアオイには大抵付着していることが多く、多分、昆虫や鳥等の体に付着して、それで水槽に侵入してくるタイプだとは思うんですが、最初から対策をしていないと難しいです。
じょうじの卵が大量にホテイアオイに付着している?
屋外の水槽から持ち込んだホテイアオイを綺麗に水道水で洗浄しても、どうやら、この害虫じょうじの卵が大量にホテイアオイに付着しているらしく、それは目視では分からないので、普通に水道水で洗っても、じょうじの卵の取り残しがついてくる感じです。
農薬は使えませんので、屋外のホテイアオイ等の浮草を室内に持ち込む場合、よく洗浄するのは当然ですが、一旦、隔離水槽で浮かべてみて、1週間から2週間ほど様子を見てみて、それで変な虫が発生していなければ、本水槽に入れる流れが良さそうですね。
水中で増えるマツモやカモンバなどでしたら、水道水で綺麗に洗うと害虫が付着していても落とせる事が多いのですが、ホテイアオイ等の浮草の場合、どうしても害虫の卵を完全に落とせないこともありますから、屋外から持ち込む場合は、隔離しましょう。
ただ、屋外の水草でも、最初から害虫等を体に付着させて水槽にやってくる、昆虫や野鳥等が入ってこれないように、防風ネットで水槽を囲っていれば、じょうじも発生しないかもしれませんが、通常、観賞用のビオトープ等では防護はしないのが基本です。