以前、友人から私の玄関においている水槽を見て、なんでこんなにメダカが懐いているのか?、と質問されたことがあるんですけど、メダカが懐く=人の姿を見たら一斉に餌がもらえると思って、水槽のガラス面に顔を擦り付けて尾ひれをフリフリする事です。
友人も私の影響で、自宅でメダカの飼育を初めたのですが、近くのもんじゃで有名な月島の近くにあるビバホームってホームセンターでメダカを購入して飼育をしているのですが、私の水槽のメダカと比較すると、懐く度合いが全然違うとのことでした・・・。
これ、すごく簡単な理屈になっていて、メダカを卵から孵化させて張り子と呼ばれる稚魚の頃から、室内の水槽で飼育を行い餌を与え続けていたら、必ず人の姿をみると凄い勢いでガラス面にメダカが集まり、フリフリダンスと呼ばれている餌の要求をします。
メダカを飼育者に懐かせるとても簡単な方法。
この、卵の頃から孵化させて室内の水槽で育てているメダカ!というのがとても重要で、卵の頃から育てても、屋外の水槽で育てているメダカよりも、室内の水槽で育てているメダカの方が圧倒的に人に懐き、もう野生に返したら即日天敵に襲われそうです。
なぜ?室内の水槽で卵の頃から育てたメダカがこれほど飼育者に懐くのか?と言えば、生まれつき全く天敵がいない環境で大切に育てられたメダカは、餌が大量に空から降ってくる際に、飼育者が近くにより、メダカの餌のパッケージから餌を与える動作。
メダカが一連のこの流れを毎日体験するにより、完全な刷り込みが行われていて、メダカの餌のパッケージをみただけでもガラス面に一斉に集まるくらいになり、全く警戒心もなく、飼育者が水槽に手を入れても逃げるどころか集まってくる状態になります。
屋外で育てたメダカは餌が来るってのは分かる?
屋外で卵から育てたメダカの場合、飼育者の姿を見るのは水槽付近で餌を与える時だけであり、メダカもそれについては刷り込みで学習して、人の姿を見たら水面付近に集まってきますが、覗き込むとか水槽の中に手を入れると、慌てて水槽の奥に逃げます。
一応、人に懐くのですが、やはり屋外での環境ですから、野鳥が集まってくることもありますし、完全に人に懐く天敵を知らない状態にはならず、この辺は室内のみで育てた猫と屋外でも育てている猫に違いが出るのとよく似ていて、メダカでも違いが出ます。
室内で卵から孵化させたメダカについては、本当に飼育者に懐くというか、多分、飼育者の顔はでは識別出来ず、他の人の姿をみても同様にすぐに反応して、それまではぼーっと泳いでいたメダカが、凄い勢いでガラス面に集まって餌頂戴とダンスをします。
ホームセンターで購入したメダカは懐かないの?
では、ホームセンターで購入したメダカは飼育者に懐かないの?と言えば、全くそうではなく、普通に飼育者が毎日餌を与えていると懐くようになりますが、やはり卵から孵化さて稚魚の頃から育てているメダカと比較すると、懐くの度合いが変わってきます。
このあたりは個体や人の感覚の違いもありますので、絶対的ではないのかもしれませんが、稚魚の頃から大量の餌を与え続けて大きく成長したメダカは、特に人の目線と同じ高さに水槽を設置している環境では、飼育者をみるとすごい勢いで集まってきます。
ホームセンターで購入したメダカが懐かない場合、いきなり翌日に懐くようにはなりませんので、暫く様子を見て餌を与え続けて、それでも反応がイマイチの場合、そのメダカたちの子孫に期待をして、大切に育てると、本当に凄く懐く個体ばかりになります。