メダカの飼育をしていると、必ず発生するのがメダカが死んでしまう状態であり、水合わせに失敗した場合、水槽に投入してから1週間以内にメダカが全滅してしまうこともあり、初心者の時は殆どの人が、水合わせに失敗してメダカを何度も死なせます。
この場合、大抵が水槽立ち上げ初期になりますから、メダカの死体は直ぐに水槽から取り出して処分したほうがよく、そのまま水槽に放置していると、直ぐにメダカの死体全体に白いカビが発生してしまい、水質がガンガン悪化していき、水槽崩壊になります。
それとは異なり、長期間に渡ってメダカを飼育している場合、寿命でメダカが死んでしまうことが多くなるのですが、その場合は水槽が安定しているのでメダカの死体を放置していても、バクテリアが数日で分解するか、エビや貝が餌として綺麗に食べます。
メダカが死んだ・・死体は直ぐに水槽から取り出すべき?
ですから、メダカが死んでしまった場合、水槽の環境によって絶対に排除するべきか、そのまま放置しても構わないか?、そのへんが変わってきますので、絶対的な対応というのはないのですが、分からなければ、とりあえず水槽から取り出せば一番安心です。
ベテランの人であれば、メダカやエビ等の小さな生き物が死んでしまっても、水槽内で自然に分解されたり、餌になる環境を作って安定した水槽になっているので、そのまま何もしない人も多いのですが、初心者の人は直ぐに水槽から取り出して処分をします。
死んだメダカやエビもえさになる?、死んだばかりのメダカやエビは十分に餌としての鮮度を保っていますし、水槽が安定していて、バクテリアが正常にろ過フィルターのろ材に定着している場合、白カビがメダカに発生することなく、自然に分解されます。
死体を放置しておくとメダカの頭や骨はどうなるの?
メダカは小さい魚とは言え、頭や背骨もありますので、そういった硬い部分は、ミナミヌマエビや貝では食べることは出来ませんので、メダカの死体を放置していると、エビや貝がそれを綺麗に食べた後、背骨と頭の部分だけが水槽の中に残ったままです。
なので、このメダカの頭と背骨は水槽から取り出さないといけないのか?、と言えば、実はそのままの放置していけばよく、あとは水槽内に発生している目に見えない、バクテリア、微生物等が綺麗に分解してくれますので、暫くすると完全に消えます。
安定している水槽内には、目には見えないとても小さなバクテリア、微生物などが大量に発生していて、水槽内の汚れ等を綺麗に処理してくれますし、水槽内の汚れた水を綺麗にしてくれていのもろ材に定着しているバクテリアなので、よく出来た仕組みです。
メダカが死んでも安心な環境はろ過フィルターの強化。
メダカが死んでも放置して構わないどころか、それが餌になる環境というのは、とても安定した水槽ということですから、簡単に言えば、ろ過フィルターがガンガンに稼働している水槽なのでろ過フィルターをパワーアップさせておけば、次第に構築できます。
特に難しく考えることはなく、60cm水槽であればエーハイム2213をサブフィルター込みで3台分設置しておけば完璧で、この環境であればメダカやエビも安定して飼育、繁殖が出来ますし、濾材にも大量にバクテリアが定着して、水槽内も劇的に安定します。
メダカの死体の取り扱いについては、次第に慣れてきますので、何をするにしても経験を積むしか無いのですが、どのようなベテランでも全てはろ過フィルターの性能次第になりますし、メダカよりも大きな魚については、直ぐに死体を取り出すのが基本です。