新型コロナウイルスの影響で、水槽内の水草のメンテナンスが出来ず、暫く放置していたら、綺麗にロタラ、クリプトコリネ・バランサエ、アヌビアス・ナナ、ヘアーグラス等の水草を使って水槽内をレイアウトをしていたのですが、それらが壊滅状態でした。
原因は、ウィローモスが爆発的に増殖してしまい、水槽内で綿あめのようにその殆どのスペースを専有するくらいに増えていて、他の水草を駆逐している状態になってしまい、メダカやランプアイ等は泳ぐスペースが無くなって大変な状態になっていました。
ただ、特定の条件を満たしていれば、ウィローモスも爆発的にすごい勢いで増えていきますが、最大でも水槽内の80%位のスペースを専有するまで増殖すると、そこから先は成長が止まりますので、この当たりは本当に良く出来た植物の仕組みだと思います。
水槽内で爆発的に増殖するウィローモスの対策方法。
ウィローモスのせいで、他の水草が片っ端から枯れてしまったり、弱ってしまったりしていますが、ウィローモスが爆発的に増殖するのを防ぐ対象方法はこまめにトリミングをする以外にはなく、ウィローモスが増えまくる水槽は環境が良いからなのです。
ただ、あまりにウィローモスが強すぎるせいで、限られたスペースである水槽の中で、植物による生存競争が発生してしまい、ウィローモスが他の水草を襲うと言うか、光合成できないようにしたり、他の水草をソイルから引っこ抜いたりとか、本当に強い。
元々、ウィローモスについては、流木に巻きつけていて、それ以上のスペースは全く専有していなかったんですが、ウィローモスが水槽の80%くらいのスペースを専有する位に増えまくると、他の水草は生存競争に負けてしまい、最後は消えてしまいます。
ウィローモスを水槽に入れないのも一つの方法。
十分なメンテが出来ない場合、いわゆる数ヶ月単位で水槽を放置する環境を作っているのでしたら、ウィローモスが水槽内にレイアウトされていると、トリミングをしないと水槽の環境次第では爆発的に増えていくことになり、水槽内の水草に影響が出ます。
なので、対策方法は定期的なトリミングをするしかありませんしハイリスクな方法としては、ウィローモスが育たない環境を作る、いわゆる意図的に水質を悪化させる方法もありますが、その状態になるとウィローモスではなく、他の水草から枯れていきます。
極論としては、トリミングが出来ない場合、ウィローモスを最初から水槽に入れないって方法がありますし、少しでもウィローモスが入っていると、状況次第ではそれが驚異的な速度で増殖をしていきますから、やはり、関わらないって方法もあるわけです。
ウィローモスが増えるとエビも爆発的に増える?
ウィローモスが水槽内で爆発的に増殖をしていくと、それに合わせて、エビも爆発的に増えていきますが、ウィローモスは稚エビの隠れ家兼、餌場として最後の水草であり、それが増えまくってくると、稚エビの生存率も高くなるので爆発的に増えます。
ただ、水槽の容量限界を超えてはエビもメダカも増えることはなく、ある程度増えてくるとそれ以上は増えなくなりますし、ウィローモスも成長が止まるんですが、その時点で水槽内のウィローモス以外の水草は壊滅的な状態になっているので、大変です。
よく、ウィローモスが増えないとか、成長しないとか、直ぐに枯れてしまうって相談を受けるんですが、それは水槽の環境があまり良くない状態になっている訳なので、ろ過フィルターをパワーアップさせて、少しでも環境を良くすれば、簡単に増えます。
綺麗に育っていたロタラは、殆ど壊滅状態で、クリプトコリネ・バランサエも水槽内で50cm位まで育っていたのに、殆どが溶けてしまい、5cmくらいの葉っぱと根っこが残っているくらい、ナナも流木で小さくなってしまい、ヘアーグラスは完全に消滅です。