水槽の苔を食べてくれたり、プレコタブレットなどの余り物の餌を綺麗に食べてくれる水槽の清掃担当として有名なのがオトシンクルスと呼ばれている小さな吸い付きナマズの仲間になるんですが、実際に現物を見ると動きがコミカルで可愛いのが特徴です。
ネット通販や図鑑等でオトシンクルスを見ると地味な色のあまり目立たない感じの魚に見えるかもしれませんが、現物は特に動きが特徴的で可愛く動くので、これいいなって感じでまとめ買いをする人も多いのですが、この魚には特有のトラブルが発生します。
どのようなトラブルなのかと言えば、突然体の一部が真っ白になってしまい、それが全体にひろがり、最後には真っ白になって死んでしまうという困ったもので、かわいいオトシンクルスが死んでしまうのを見ていると、なんとかならないのかな?と思います。
オトシンクルスが真っ白になっている?どうする?
結論から言えば、オトシンクルスの体の一部が白くなってしまった時点で、そのオトシンクルスは助からないというか、次第に体力がなくなっていき死んでしまいますので、どうにもならないというか、プレコ系の魚の最後はこのような感じで死んでいきます。
原因についてはいろいろとあるんですが、プレコ系は同種間の争いが多く、熾烈な縄張り争いによる重度のストレスと恐怖により、突然真っ白になって死んでしまうこともありますし寿命により体力がなくなり次第に体の一部が白くなっていくような感じです。
特に病気というわけではなく、プレコ系の魚は病気に結構強い魚で、あまりに水質が悪くなるとポップアイと呼ばれている目が飛び出てしまう症状になることが多いんですけど、体の一部が白くなってくると、餌も食べなくなり殆ど動かなくなって死にます。
オトシンクルスが白くなったら水槽から除去したほうがいい?
魚にも寿命がありますが、オトシンクルスの寿命は普通に5年以上ありますし、環境によっては10年位生きる個体もありますから、かなり長生きですし、難易度はメダカのように簡単ではありませんが、経験があれば水槽の中で繁殖させることも可能です。
それで、メダカの場合、寿命が近づいてくるとお腹が減っこんできたり、水槽の底でじっとして動かないなどの状態になりますので、ああ、そろそろ寿命かな?ってすぐに分かるんですけど、オトシンクルスの場合も体が白っぽくなったらそろそろ寿命です。
これ、別にオトシンクルスの体が白くなるのは病気ではなく、他のオトシンクルスや魚に感染することはありませんので、白っぽいオトシンクルスをみて、これ病気だ!水槽から除去しようって可愛そうな事を考えずに、最後まで飼育してあげてください。
長期間飼育していると定期的にオトシンクルスが白くなる?
安定した水槽で繁殖も含めて、オトシンクルスの飼育をしていると、定期的に繁殖をしますから半永久的に飼育ができるようになるわけですが、当然そうなると寿命で死んでしまう個体もいる訳で、水質が悪い理由ではなく寿命で死んでしまう個体がでます。
なので、長期間に渡って、オトシンクルスを飼育している人でしたら、定期的に白っぽくなって死んでしまう光景は定期的に見ますので、特に珍しい症状ではありませんが、初めてオトシンクルスの飼育を始めた人はこの白くなる症状を見ると相当焦りますね。
短期間でオトシンクルスが死んでしまうような劣悪な環境の場合、体が白くなる前に死んでしまうこともありますので、病気なのか寿命なのかの判別は難しいのですが、オトシンクルスが白くなった場合は、特に焦ることなく最後まで飼育してあげましょう。
但し、飼育しているオトシンクルス全てが一斉に白っぽくなってしまった場合、水槽内で致命的な問題が発生していることもありますので、ろ過フィルターの点検と確認をして、ちょっとろ過容量に不安があるのであれば、2213などを追加する感じです。