初めての飼育ならヒメダカをお勧めする理由

最近では価格が安く、日本原産の魚であることから、冬でもヒーター無しで飼育できるメダカを飼育する人が増えてきているようで、メダカ専門店でも結構な利益を出している業者も出てきているようですが、ヒメダカでしたら一匹20円位で購入出来ます。

ただ、一般的にホームセンターやペットショップ等で売られているヒメダカというのは、飼育用ではなくて大型肉食魚の稚魚等の餌用として購入する人が多く、それで必ずと言ってもよいほど、大量のメダカが水槽に展示されて販売されている事が殆どです。

基本的に、高額な価格帯のメダカというのは色が変わっている程度で、普通のヒメダカと根本的に同じですが、生存能力が弱くなっていることが多く、初めてメダカの飼育をする人でしたら、ヒメダカや野生の黒メダカの飼育から始めるのがお勧めですね。

 

 

初めての飼育ならヒメダカをお勧めする理由。

 

そこで、初めてメダカの飼育をしたい人にお勧めするのは丈夫で環境の変化や耐久性が高く、価格が安いヒメダカになるのですが、間違っても一匹1000円とか5000円等で売られている変な魔王とかの名前がつけられているメダカを購入しないことが重要です。

その理由はとても簡単で、色が派手なラメ模様の光沢メダカというのは似たような個体を選別して長期間に渡って繁殖させてその模様を固定させている都合上、どうしてもヒメダカと比較すると体の作りが弱くなってしまっている為、飼育難易度が高いのです。

その点、ヒメダカの場合は価格が1匹20円とかセットで500円とか餌用として売られている事が多いので、他の熱帯魚と比較してもとても安くなっており、更には耐久性がとても強く、環境の変化にも強いですから、初心者の人でも飼育がしやすくなってます。

 

 

ヒメダカが全滅してしまう理由の大半は水合わせの失敗?

 

初めてメダカの飼育をする人には必ずヒメダカをお勧めしているんですが、その理由は価格が安くて耐久性が強いからであり、餌用として大量に繁殖して市場に流通しているヒメダカであれば、最低限の知識さえあれば簡単に飼育から繁殖まで出来る訳です。

それでも、初めてメダカの飼育をする人であれば、ヒメダカでも全滅させてしまう人もいるんですが、これの理由は大抵が水合わせを全くしない状態で、立上たばかりの水槽にドボンでヒメダカを入れてしまったことにより、ショック死してしまった感じです。

いくらヒメダカが強いと言っても、少しずつ環境が変化していく分には問題は無いのですが、いきなり全く水温も水質も違う環境に放り込まれてしまったら、流石にショックで1周間以内に死んでしまいますから、水合わせにはスドーのサテライトを使います。

 

 

サテライトが無いなら屋外飼育なら生存率が高いのでお勧め。

 

スドーが発売しているサテライトは1000円前後で売られており、それほど高価な飼育器具ではありませんが、他にもエアーポンプも必要になることや、プラケースなどの小型水槽には取り付けが難しいことから、初心者の人は使えないってケースがあります。

その場合、水合わせはバケツ等で行うんですが、これが結構時間がかかって難しくなってしまいますので、サテライトが用意できないのであれば、一番初めのメダカの飼育をする際には屋外にてバケツとか発泡スチロールで飼育をすると生存率が高くなります。

その場合、メダカを購入する際になるべく多めに水を入れてもらっていて、先ずはその水とメダカをそのままバケツに入れておき、後はカルキを抜いた水道水を少しずつ追加していけば、はじめての人でも水合わせで失敗することがないのでお勧めの方法です。