最近、オトシンネグロの稚魚が沢山誕生しているので、サテライトLとサテライトSを使って大きさごとに飼育環境を分けているのですが、水槽の底で生息しているナマズ(プレコ系)の為、サテライト内では中間の空間が大きく余っています。
また、大量のブラインシュリンプを毎日水槽の中に投入する為、余ったブラインシュリンプの処理を任せれば良いと思い、同じく最近大量に孵化しているメダカの稚魚を同じサテライト環境で飼育しています。
最初の頃はそれでいい感じでブラインシュリンプが余ることなく綺麗に一定時間でサテライトの中からいなくなり、オトシンネグロとメダカの稚魚がバランス良く食べていたのですが、最近様子がかなり変わってきました。
メダカの稚魚は餌を食べるのが想像以上に得意なのです。
生まれたばかりのメダカの稚魚というのはとても小さくて、こんな小さな生き物がよく生きていられるな?と感じるくらいなのですけど、安定した環境で飼育していて、大量の餌が用意されている場合は、あっという間に大きく成長していきます。
逆に言えば、大量の餌がない場合はメダカの稚魚はあと言う間に餓死してしまいます。
メダカの稚魚は餌を食べるの大変得意であり餌を大量に食べないといけない為、サテライトのような小さな空間に大量のブラインシュリンプを投入した場合は、次から次から勢い良く襲って食べることになり、その結果、成長速度が大変早くなるのです。
メダカの稚魚が殆どのブラインシュリンプを食べてしまう・・・。
その後、どうなるかと言えば、メダカの稚魚ばかりが成長をしていき、本来ブラインシュリンプを食べるべきオトシンネグロの稚魚があまり餌を食べることが出来なくなり、最悪の場合は餓死してしまうことになるという訳です。
オトシンネグロに関しても稚魚の際は大変成長速度が早いのですが、それは大量の餌を安定して食べて育っている場合の話であり、お腹が脹れるほどのブラインシュリンプが必要なるのにその餌がない場合、思ったように成長してくれません。
本来は、オトシンネグロの稚魚の為に、毎日面倒なブラインシュリンプを孵化させて餌として与えている訳なのですが、ついでにサテライトに入れているメダカの稚魚が片っ端からブラインシュリンプを食べてしまうようでは本末転倒になってしまいます。
本来であれば、稚魚の飼育というのは単独飼育が好ましくて、その理由は色々とあるのですけど、一番の理由は餌を他の生き物に取られることなく安定して餌を食べれる環境を作る為です。
メダカが食べ尽くしたブラインシュリンプの残りを探し回るようでは困る訳ですね。
メダカの稚魚に君たちの餌じゃないよ?と訴えても当然ながら無意味。
ブラインシュリンプというのは、他のどの餌よりも栄養価が高くて、魚が好んで食べる餌になるのですけど、メダカの稚魚も例外なくブラインシュリンプが大好きであり、サテライトにブラインシュリンプを入れるとあっという間に集団で襲いかかります。
大きさにもよるのですけど、1匹のメダカの稚魚が20匹から100匹以上のブラインシュリンプを次から次から襲って食べていく訳ですから、これではサテライトにいくら大量のブラインシュリンプを毎日入れても追いつくはずもない話。
できれば、メダカの稚魚はサテライトから除去してメダカの餌を粉末にして与えるのがコスト的にも一番良いのですけど、今更サテライトから除去するのも面倒なのでどうしたかと言えば・・・。
サテライトLのセパレーターを利用してメダカを隔離すると便利。
オトシンネグロの稚魚の為に、毎日ブラインシュリンプを孵化させて、サテライトに投入している訳ですが、その殆どをメダカの稚魚に食べられてしまっては何をしているのか分かりません。
※オトシンネグロの稚魚はブラインシュリンプでないと育てるのが大変難しい為です。
そこで、どうしたかと言えば、サテライトLのセパレーターを使って3分の1のスペースをサテライトL内で隔離してから、そこにある程度成長しているメダカの稚魚を移動させてます。
生まれたばかりの小さなメダカの稚魚の場合は100匹以上のブラインシュリンプを食べることもないですし、そもそもセパレーターの隙間をすり抜けてしまいますからそのまま放置しておきます。
ある程度成長していて、ブラインシュリンプを投入するたびに100匹以上も襲って食べているメダカの稚魚でしたら、もはやサテライトLのセパレーターをすり抜けることは出来ませんので、これで余ったブラインシュリンプだけをメダカの稚魚が食べるような設定が完了です。
ここで、メダカの稚魚を移動させる際にはスポイトを使う人が多いと思うのですけど、そちらについて次回は書いてみる予定です。