ハリセンボンが10万匹以上大量発生|ペットに?

ネットのニュースで、ハリセンボンが日本近海で大量発生していて、漁師が網を上げると大量のハリセンボンばかりが捕獲されて、肝心のお金になるアジやサバなどの魚が捕獲できないって報道がされていたんですけど、ハリセンボンって食用にはなりません。

以前、地元で釣りをしているとハリセンボンが大量に釣れることがあり、この魚はハリネズミみたいな棘があってふぐみたいに膨らむ魚で、先ず食用にする人はおらず、全て捨てていましたらから、漁師としてはハリセンボンだらけになって困っている様子。

何でも、おそらくは推定でしょうけど、10万匹以上のハリセンボンが網で捕獲されているらしく、売れないので全て処分するしか無いって投げている様子だったんですが、ハリセンボンってペット用の魚としては意外に人気があるので、活用できないかと?

 

 

ハリセンボンが10万匹以上大量発生|ペットに?

 

ハリセンボンって釣りをしていても全く釣れないときと、やたら釣れる時があって、もちろんハリセンボンをメインに釣っている訳ではないのですが、エサ取りが上手い魚なのか、やたらハリセンボンが釣れるとき、全く釣れなくて安心するときの差が激しい。

アクアリウムの業界では、ミナミハコフグって小さな黄色いふぐが人気で、ペットショップで売られている個体は、先ずサイズも小さく60㎝水槽でも飼育できることから、結構人気があるんですけど、最終的には大きくなるので90㎝水槽が必要になります。

それと同じく、ハリセンボンは見た目が可愛いと感じる人が多いのだとは思いますが、ペットショップではある程度は人気がある魚なので、ハリセンボンが取れすぎるのならペット用として販売して、ある程度の事業化を目指せば利益になるかもしれません。

 

 

ハリセンボンを飼育するには90㎝水槽が必要なのがネック。

 

ハリセンボンは見た目の愛嬌から人気があるんですが、実際に飼育するとなると90㎝以上の水槽が必要なこと、海水水槽でなければ飼育できないことから、この点がネックになってしまい、メダカやエビのように誰でも気軽に飼育が出来ない問題があります。

メダカやエビでしたら可愛いとか癒やし、子供の勉強目的で飼育したいと思った場合、直ぐに低予算で誰でも飼育を始めることが出来ますが、ハリセンボンはミナミハコフグよりも一回り位大きく成長をして30㎝以上になりますので、この点が難しいです。

更には漁師が網でアジやサバ等の代わりに、捕獲するハリセンボンというのは、たいてい成長をしている大きな個体ばかりになりますので、赤ちゃん系の小さな個体でしたら衝動買いを促す要素があっても、大型個体になると購入する人が限定されます。

 

 

一部の人向けの観賞用海水魚になる点をどう解決するか?

 

海で網を入れても、ハリセンボンしかとれない、他の魚がとれないので生活に支障が出るのであれば、ハリセンボンを観賞用海水魚として販売するって方法も検討ができるのですが、90㎝以上の水槽が必須になる魚を安定して大量に売るのは難しい所です。

ただし、ハリセンボンは見た目が可愛いので、飼育をしてみたいって考える人も多く、海水魚の飼育をしている人でしたら、ハリセンボンをメインで飼育している人もいますから、なんとか上手く、観賞用、いわいるペット用の魚として使う方法はないのか?

60㎝水槽でも単独飼育なら盆栽飼育的にハリセンボンの飼育も可能ですが、やはり海水魚で30㎝前後に成長をする魚を60㎝水槽で安定飼育するのは難しく、なにか画期的な60㎝水槽用の管理システムが開発されればよいのですが、可能性はありますね。

その時の時代背景等の変化によりそれまで全く価値がなかったもの、意味がなかったものが突然価値を持つこともありますし、それを意図的に頭の良い人が実現化することもありますので、ハリセンボンの上手い活用法がある人はチャンスなのかもしれません。