サテライトでメダカの稚魚を育てると成長が速い理由

スドーが発売しているサテライトは生体の新規導入時の水合わせや常時取り付けて、稚魚や稚エビを隔離して育てることが出来る小型水槽として利用できますので、アクアリウムを行うのであれば、殆ど必須になっている飼育器具なので本当にお勧め出来ます。

このサテライトなんですけど、一番大きなサイズであるサテライトLであれば、容量が2リットルありますので、本水槽の飼育水をガンガンエアレーションで巡回させるだけで、本水槽の濾過機能を使いながら、完全に隔離して稚魚や稚エビの飼育が出来ます。

注意点と言えば、極端に室温が高くなったり低くなっているときには、サテライトはプラスチック製で水量が少ないことから、本水槽の飼育水と水温差が発生することがありますので、特に雪が降っているくらいの寒い時には、メダカの卵がカビたりしてます。

 

 

サテライトでメダカの稚魚を育てると成長が速い理由。

 

冬場の特別寒い時期だけ注意しておけば、安定して隔離して稚魚や稚エビを育てることが出来ますので、メダカやネオンテトラ、ランプアイなど、自分たちの卵や稚魚を食べてしまうタイプの小さな魚の場合、繁殖時にはサテライトLがあると大変便利です。

そこで、今年も元旦に誕生したメダカの稚魚を色々と異なる環境で育てているんですけど、何故かサテライトLで育てているメダカの稚魚の成長速度が異常に早く、他の環境で育てている稚魚の2倍位の大きさに成長をしているので、毎回これが気になります。

その理由なんですけど、個体差については同じ親メダカから生まれている稚魚なので、成長速度の差は個体差ではなく、明らかに環境の違いによる影響であることが分かりますが、一般的にメダカの稚魚の成長速度は水温と餌の量に比例して速くなります。

 

 

スドーのイケスよりもサテライトの稚魚の成長速度が速い?

 

サテライトの販売メーカーであるスドーから、同じくメダカの稚魚を隔離して育てるためのメダカの浮くネットという、養殖場のイケスのような飼育器具があるんですけど、これは本水槽内に浮かべて隔離する空間を作りますので、冬でも水温が安定します。

今年の元旦に誕生したメダカの稚魚についても、完全に隔離して温度管理をしている30㎝水槽、本水槽に浮くネットを浮かべている環境、サテライトLの環境で育てているんですけど、サテライトLのメダカの稚魚だけ他よりも倍位大きく成長をしています。

餌の量についてもどれも同じくらい与えていますし、水温もどれも25度前後に設定して、同じhikariの金色パッケージのメダカの餌ですから、特に差がある訳でもないのですが、サテライトL内の稚魚だけ異常に大きく成長をする理由について気になります。

 

 

小さなサテライトL内で大量の水が循環しているから?

 

うーん、餌の種類も餌の量も水温も同じで、生まれた親メダカの血筋も同じな訳で、違うのはサテライトLの環境は、小さな2リットルの空間内にて水作の水心を最大パワーにして水を循環させているということであり、それ以外は特に違いもありません。

唯一の違いと言えば、とても小さな2リットルの空間内に大量の本水槽の水が循環しており、それにより本水槽の中で発生する微生物が大量に吸い上げられて、それをメダカの稚魚が食べているのでは?位しか理由が見当たらず、中々要因の特定が難しいです。

同じ日に生まれたメダカの稚魚の大きさが、サテライトL内で育てている稚魚だけが2倍位大きくなっていますから、本来与えている餌以外にもなにか栄養価が高い餌を食べているからだとしか思えないのですが、サテライトLで育てると速く大きくなります。

サテライトLのエアレーションは水作の水心の最大パワーのエアーポンプを使って大量の水を循環させることにより、雪が降るくらい寒い時でもサテライトL内の水温低下を限界までなくすようにしているので、騒音がカポカポ煩いのが気になるところです。