2017年も終わり、無事に2018年を迎えることが出来ましたが、年末から年始にかけて飼育していたメダカの稚魚の生存率がどのようになっているのかを確認してみると、結構な稚魚が無事に育ってくれていたので、3月位には産卵を開始しそうな雰囲気です。
12月や1月の気温が下がるシーズンにはサテライトで稚魚を育てていると、水温の低下で死んでしまうこともよくありますので、基本的にはメイン水槽にプラケースなどを浮かべて飼育するのが良いのですが、スドーのメダカの浮くネット等も結構有効です。
それで、年末から年始にかけて、色々な環境でメダカの稚魚を育ててみたのですが、その環境によっては生存率が異なっているようなので、冬の時期にはどのような環境で稚魚を育てると生存率が高くなるのか、その管理方法についてご説明したいと思います。
無事に年越しをしたメダカの稚魚の生存率が最も高い環境。
年末年始の年越しの際に、最も稚魚の生存率が高かった環境はズバリ、スドーの浮くネット大・黒であり、年末のアマゾンのサイバーマンデーでこちらの黒いネットを見つけて購入してみたんですが、大変効果は高いらしく冬でも安心できる隔離環境です。
以前使っていた白いネットのバージョンよりも浮き輪部分がパワーアップされているような感じなので、ジャンプで親メダカが侵入してくるって心配はないだろうと思ったいたんですけど、合計で2回ほど親メダカがネット内に侵入していたのを確認しました。
ただ、親メダカは本水槽の中でメダカの稚魚を見つけたら凄まじい勢いで襲って食べていますけど、黒ネットの中にジャンプで飛び込んだ親メダカは何故か稚魚を襲って食べることはなくて、キョトンとして水面付近に浮かんでいるので問題はなさそうでした。
スドーの浮くネットの次に生存率が高いのがキムチプラケース。
スドーの浮くネット大・黒で育てていたメダカの稚魚の生存率は大変高くて、見た感じで80%以上の生存率ではないかと思うんですが、スーパーで購入したキムチのプラケースを水槽に浮かべて使っている感じでは、こちらも50%位の生存率だと思います。
プラケースよりもスドーの浮くネットの方が生存率が高い理由としては、恐らくスドーの浮くネットの方がサイズが大きくて、メダカの稚魚の質のストレスが軽減されているからではないか?と思いますので、稚魚を育てる時の水槽の大きさは重要ですね。
スドーの浮くネットとプラケースの最大の違いは、本水槽と水を共有しているかどうかであり、プラケースの場合は隔離されて水温だけが本水槽と同じになりますが、どうしても水量が少なくなってしまう都合上、ある程度の稚魚がいると生存率が下がります。
年末年始のメダカの稚魚の生存率の最下位はサテライトLでした。
夏場であれば、サテライトL程メダカの稚魚の飼育に適した環境はありませんし、本水槽の水面と水中スペースを専有することもありませんので、本当に便利な隔離環境になるんですけど、冬場のサテライトLはかなり厳しくて生存率は20%前後でした。
メダカの産卵が毎日凄まじいですから、親メダカたちに食べられてしまっても、毎週週末には数百個単位の卵が採取できることから、せっかくなので複数の水槽で試した結果、どの環境でも同じような生存率になっていたので、冬場はスドーのイケスですね。
ただ、このスドーの浮くネットには欠点があって、本水槽の水面と水中を大きく専有してしまうことであり、それにより水草等にも影響が出ないともいえませんので、夏場になるとあまり使わなくなるかもしれませんが、年末に購入して結構活躍しています。
余談ですが、最も生存率が低い環境はサテライトLではなくて、本水槽で孵化したメダカの稚魚だったんですけど、ホテイアオイを大量に浮かべていても、食べる餌が難しいので、結局餓死してしまうことから早めに見つけ次第稚魚は隔離をした方が良いです。