ビーシュリンプ飼育はグリーンウォーターが最適?

つい先日、レッドビーシュリンプの飼育を検討している人から、レッドビーシュリンプの飼育にはグリーンウォーターが最適なのですか?、とのご質問を頂いたのですが、残念ながらグリーンウォーターはレッドビーシュリンプの飼育には全然適していません。

そもそもですが、レッドビーシュリンプは室内で夏は水槽クーラー、冬は水槽用ヒーターが必要になりますし、屋外で一年中飼育できる日本原産ミナミヌマエビとは異なり、室内で本管理された環境で飼育するのが普通であるのが、レッドビーシュリンプです。

レッドビーシュリンプについて、日本に元々生息しているエビだと勘違いしている人もいるんですけど、このエビはビーシュリンプと呼ばれている香港原産のエビを改良したと言われていて、その詳細は生息地も含めて何だか不明になっていることも多いです。

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ビーシュリンプ飼育はグリーンウォーターが最適?

 

グリーンウォーターについては、メダカの稚魚の飼育に最適と言われていて、実際にグリーンウォーターで育てているメダカの稚魚は成長が速く、生存率も高くなりますけど、基本的にグリーンウォーターの飼育水というのは屋外の環境専用で使います。

室内の水槽でろ過フィルターが正しく可動している状態で、万が一水槽の水がグリーンウォーターになっているのであれば、それは間違いなくろ過フィルターが正しく可動しておらず、強烈な太陽の光が水槽に直接照射されているあまり良くない状態です。

ですから、水温管理された室内飼育が基本であるビーシュリンプの飼育にグリーンウォーターが最適というのはどう考えても間違っていますし、室内の環境でグリーンウォーターを用意する場合、水槽にプラケースを浮かべて閉鎖環境で運用及び利用します。

 

 

室内の水槽にグリーンウォーターを入れたらどうなるのか?

 

屋外の水槽でエアレーションを全く行っていない場合、かなり高い頻度で水槽の水がグリーンウォーターになってしまっていますが、室内の水槽は太陽光が直接当たらない場所に設置するのが普通ですし、ろ過フィルターが可動していれば緑色になりません。

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屋外の水槽のグリーンウォーターの水を、室内の水槽に入れたらどうなるのか?ですが、大量にグリーンウォーターの水を室内の水槽に入れた場合、その瞬間は確かに水槽の水が緑色に変色してグリーンウォーターっぽくなりますが、直ぐに透明になります。

ろ過フィルターが正しく可動していて、直接太陽光が当たらない環境であるなら、一時的に水が濁ってグリーンウォーターっぽくなっても、自然に元の透明で綺麗な状態の水に戻りますので、あえてグリーンウォーターを入れる必要性は全くありません。

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グリーンウォーターはビーシュリンプの観賞用に適さない。

 

グリーンウォーターについては、クロレラとか青汁のような濃いめの緑色をしているものや薄い黄緑色のものまで、環境によって色々とその違いがありますけど、基本的にグリーンウォーターの水は色がついていて観賞用には適しておらず、繁殖用向けです。

レッドビーシュリンプでしたら赤と白の紅白模様で目立つ体色をしているので、グリーンウォーターの中でも見えると思うかもしれませんが、水深が10㎝位になるとレッドビーシュリンプですら全く見えなくなりますので、生死の判別すら出来なくなります。

覚えておくとわかりやすいのが、グリーンウォーターはメダカやミナミヌマエビの繁殖を目的とした水槽であれば、確かに効果が高くても、観賞用としては全くなりえないくらい視界が悪くなること、屋外の水槽でのみ使うものであること、これが全てです。

レッドビーシュリンプ、ビーシュリンプの類の海外原産のエビは、水質や水温管理に大変シビアである種類が多いので、屋外のグリーンウォーターの環境に入れいると爆発的に増える問思ったら大間違いで、気がついたら全滅していた等が普通にありえます。



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