全身が真っ黒なエビを飼育する環境は水槽クーラーが必須?

ミナミヌマエビの飼育をしていると、他にも色々な海老に興味をもつことになり、ペットショップやホームセンター等に行って展示している水槽を眺めていると、色々なエビや水草がありますので、ついつい時間を忘れてしまい見入ってしまう人も多いです。

そこで、ちょっと変わった全身が真っ黒いエビを見た人からの相談なんですけど、普通は全身が真っ黒いエビは滅多にいませんので、かなり興味を持ってしまってこのエビの飼育をしてみたいって感じになったのですが、一体どのような環境が必要なのですか?

といった、質問だったんですが、これは全身が真っ黒いエビについてどのような種類のエビなのかが実物を見ないと断定は出来ないのですが、淡水のエビであればほぼ間違いなくレッドビーシュリンプ、いわゆるビーシュリンプを真っ黒にした個体になります。

スポンサードリンク


 

 

全身が真っ黒なエビを飼育する環境は水槽クーラーが必須?

 

レッドビーシュリンプに詳しい人ならすぐに分かるんですけど、ミナミヌマエビの飼育しか経験のない人は、全身が真っ黒いレッドビーシュリンプはブラックシャドーとかって名称で流通している事が多いので、全然別の新しいエビなのか?って普通思います。

レッドビーシュリンプも元々はビーシュリンプの突然変異個体を固定して、その後により綺麗な模様になるようにエビの改良をしていき、現在では色々な模様のレッドビーシュリンプが流通している訳ですが、その中の一つが全身が真っ黒い模様のエビです。

ですから、全身が真っ黒いエビはレッドビーシュリンプと色が違うだけで、全く同じですので、冬には水槽用ヒーターが必要ですし、夏場であれば水槽用のクーラーが必要になりますので、ミナミヌマエビの飼育設備だけでは飼育ができないタイプのエビです。

 

 

流通している商品名は販売者が勝手に名付けているので分かりにくい?

 

全身が真っ黒いレッドビーシュリンプも、流通している商品名はブラックシャドーとかキングコングとか、普通の人がそれを聞いても訳の分からない名称にしていることが多いので、全然知らない人が聞いてもすぐに分からないことが多いのはよくあります。

スポンサードリンク



学術的な名称ではなくて、単なる商品名って思えば分かりやすいのですが、初心者の人からすれば本当に意味が分かりにくい状態になっていることが多いですのですが、アクアアリウムの業界はマイナーで何でもありなので、色々な名称は勝手に付けられます。

ですから、真っ黒いエビをよく見てみればわかりますが、レッドビーシュリンプと形状が全く同じであるとか大きさもレッドビーシュリンプと同じくらいであるとか、展示している水槽がミナミヌマエビとは違って豪華そうで価格が高いならビー系ですね。

 

 

初心者にはブラックシャドーって売られているエビはお勧めできない?

 

実際問題として、ミナミヌマエビの飼育と繁殖が出来ている人であれば、基本的なエビの飼育方法は理解している筈ですので、後は水槽用のヒーターとクーラーを購入すればよいだけで、ウィローモス等の水草も追加するだけですから難しい話ではありません。

レッドビーシュリンプの飼育は完全な初心者の人には難しいエビなのですが、ある程度の淡水エビの飼育に慣れている人でしたら、注意するのは水温管理くらいで、ミナミヌマエビよりは水質管理も難しくなると言っても、恐らくすんなり入っていけます。

ただし、いきなり全身が真っ黒いビーシュリンプを購入するのはお勧めが出来ませんし、その理由は価格がやはり高いって状況がありますので、真っ黒いエビの飼育をするのであれば、最初は1匹100円から200円で売られているレッドビーシュリンプです。

レッドビーシュリンプの飼育をする際には、水槽内にミナミヌマエビを一旦他の環境に退避させることになるでしょうけど、その環境で初めて飼育をするレッドビーシュリンプを無事に育てて繁殖させる状況になってから、黒いエビの飼育がお勧めですね。



スポンサードリンク