レッドビーシュリンプの飼育を始めたい場合、本当にアクアリウムが完全初心者の方でしたら、お気持ちは分かるのですが、一度考え直して初心者向けの価格が安くて丈夫なミナミヌマエビの飼育を始めることを強くおすすめいたします。
もし、見た目が可愛いからといってレッドビーシュリンプの飼育をいきなり始めてしまうと、恐らくは殆どの初心者の方が100%の確率で全滅させてしまうでしょうし、早い方でしたら購入から1時間後には全滅しているはずです。
余程のお金持ち以外は10匹2000円以上のエビが全滅すると凹みます。
この、なぜ?、エビが全滅してしまうかについては、別にそれほど難しい話でもないのですけど、知らない人であれば絶対にわからない仕組みになっていますから、トライアンドエラーで経験を積むならミナミヌマエビの方がベストです。
よほどお金が有り余っている人なら別でしょうけど、10匹セットでも2000円位の相場で取引されているレッドビーシュリンプが全滅してしまうのであれば、普通の人であれば凹んでしまってどうにもならないでしょう。
日本の夏場の水温には耐えられないのがレッドビーシュリンプ。
まあ、それは初期の水あわせの話になるので、他のページを見ていただくとして、その後の飼育について、レッドビーシュリンプを飼育する場合、水温の管理がとても重要になりますので、その点を理解しておく必要があります。
で、一体レッドビーシュリンプの水温管理の何に注意をしないといけないのかと言えば、実はレッドビーシュリンプと言うのは高温に大変弱いエビの為、日本の極端に暑くなる夏場の水温に耐えることができません。
レッドビーシュリンプの限界水温は28度前後と言われています。
この話を聞くと、別に国産のミナミヌマエビだって夏場の高水温には弱いので、一応気を使う必要があると思う方もいるかもしれませんが、ミナミヌマエビの場合は30度を超える水温でも安定していればそう簡単には死にません。
しかし、レッドビーシュリンプの場合は、適正な水温は26度前後と言われていて、限界の水温が28度前後であり、それ以上を超える水温になると極端に体力が落ちたり、寿命が短くなったりするとも言われています。
日本の常温環境でレッドビーシュリンプを飼育したらどうなるのか?
実際に夏場の暑い時季に常温でレッドビーシュリンプの飼育をやってみたことがあるのですが、それまで健康だったレッドビーシュリンプがどんどん落ちてしまい、最後には1匹だけになってしまいました。
その1匹は高温に強い個体だったのかもしれませんけど、最後まで死ぬことなく生きていましたので、レッドビーシュリンプであっても、確かに高水温に強い個体はいるかもしれませんが、殆どが高水温には弱いと思っておいたほうが無難です。
ですから、レッドビーシュリンプが飼育されている水槽には必ずあるものが用意されていて、そのあるものを使って夏場の高水温を防ぐような飼育方法が主流になっています。
次回に続きます。