アクアリウムで魚やエビを増やしたら儲かる?|副業相談

最近は、大手企業等でも副業を認めるケースが出てきていて、本業だけでは生活が出来なくなってきているのか?、規制緩和で職業の自由が出てきているのか?、それは人によって受け取り方が全く違っていますので、副業が良いのかどうかは人それぞれです。

ただ、アクアリウムをやっていると、最初は何度も全滅をさせてしまって凹んでしまうものですが、慣れてくると安定して魚やエビを増やせるようになり、最終的には増えてすぎてしまって扱いに困り、水槽がドンドン増えていくのは誰しも通る道になります。

そこで、増えすぎて困るのであれば、今ではネットがあるので、ネット経由で増えた魚やエビ、水草を売ればよいのでは?と思い、安易に養殖ビジネス、所謂副業を始める人もいるんですけど、結論から言って、アクアリウムの繁殖は殆どが儲かりません。

 

 

アクアリウムで魚やエビを増やしたら儲かる?|副業相談。

 

アクアリウム系で繁殖をさせても儲からない理由はとても簡単で、ゴールデン・リトリーバーとかシンガプーラ等の犬猫とは異なり、繁殖が容易な熱帯魚とかエビの場合、市場単価が安い割に、繁殖には手間暇がかかってしまい、利益が出ないという構造です。

アクアリウム系のネットショップなどもあるので、儲からないわけ無いだろうって思っている人もいるかも知れませんが、ああいった業者は大量に繁殖をさせているとか下請けから買い取っている、海外から大規模な輸入をしているから業として成り立ちます。

個人レベルの環境でそのような熱帯魚やエビを繁殖させることは殆ど不可能ですし、コストの問題などもあり、現時点で繁殖をさせて商売になるというか副業になるのは、インペリアルゼブラプレコとかレッドビーシュリンプ等の需要が高い魚やエビだけです。

 

 

かつてグッピーやディスカスを流行らそうとした業界の失敗。

 

かなり前の話になるのですが、個人ブリーダーが儲かると言われていたのが、最初はグッピー、その後にディスカスを業界全体が流行らそうとしたものの、ことごとく失敗しており、その理由はグッピーは飽きてしまう事、ディスカスは飼育が難しい事でした。

結局、儲かると言われていたグッピーもディスカスも、本当に最初にブリードに成功した人は瞬間的に儲かりましたけど、その後は雀の涙状態になり、結構前に爆発的にレッドビーシュリンプが流行った時には個人のブリーダーで大儲けした人も沢山いました。

レッドビーシュリンプの場合、模様が綺麗で飼育も簡単ではないけど、難しくもない曖昧さがあり初心者が購入して全滅させても何度もチャレンジすれば次第に飼育できるようなエビなので、一時期は本当に1000円以上の個体が頻繁に売り買いされてました。

 

 

大量繁殖が難しく需要があるのがインペリアルゼブラプレコ。

 

レッドビーシュリンプも今では下火になっていて、1匹200円位が妥当になっていますしその後に業界が流行らそうとしたホワイトグローブシュリンプなんですが、このエビは見た目は大変綺麗であっても飼育難易度が高すぎるので、一般から敬遠されて終了。

そういった状態なので、アクアリウムの副業は儲からないのですが、未だに安定して需要があるのがインペリアルゼブラプレコの繁殖であり、大量に繁殖させるのが難しいことや、ワイルド個体の輸出に規制がかかっているので、単価が落ちないので人気です。

初心者お断り的な難易度で、海水系のエビのようにきれいなホワイトグローブシュリンプはブームにすらならなかったし、ディスカスも直ぐに買い手が居なくなりましたが、根強い人気を誇るインペリアルゼブラプレコでしたら、ある程度の副業になります。

 

 

法改正で売買が禁止されたプラチナガーは一体どこへ?

 

私も以前、インペリアルゼブラプレコの飼育と繁殖をしていましたが、この魚は強烈な相性問題があるのと、繁殖の際には土管が必須になること、90cm水槽が数本必要なこと、水槽クーラーも必須になること、これをクリアできれば結構お勧めな魚でした。

一度産卵を始めた相性が良いオスとメスは、その後も何度も産卵を繰り返しますし、稚魚をある程度育てると1匹5000円位でも普通に売れますので、見た目もゼブラ模様で綺麗で観賞用にも良いですから、副業前提ならインペリアルゼブラプレコでしょうか?

ただ、アクアリウム系の副業をする場合、法改正で取扱が禁止される可能性がまったくない訳ではないことを覚えておいたほうがよく、例えばプラチナガーと呼ばれる真っ白なガーパイクは大変高額でしたが現在は法改正により売買が完全に禁止されています。

ミナミヌマエビの売買でしたら先ず、法律で規制されることは無いのでしょうけど、増やすのは大変簡単で、ベランダのバケツ放置でも爆発的に増えますが、個人ベースで売った場合は、売れば売るほど赤字になるという代物なので趣味の範囲での繁殖ですね。

Updated: 2022年8月3日 — 9:24 PM