大型肉食魚や中型の肉食魚の餌として最適な小魚と言えば、小赤が大変有名で、ペットショップやホームセンター等、アクアリウムを扱っている業者であれば、何処に行っても必ずと行ってよいほど安定して販売されているので、見かけることも多いです。
小赤というのは、よりフナに近い形状をしている金魚の子供のことで、大量に繁殖をして増やすことが出来て、更には大変丈夫な魚で、餌を制限することにより成長速度も遅く出来ることから、餌用としては正に最適で、色々な肉食魚の餌として利用されます。
この小赤、知らない人が見たら普通に赤色の金魚ですし、価格も1匹30円から50円と安めの設定になっていますので、最近はボッタクリプライスで1回500円位の相場になってしまった金魚掬いをやるよりも、小赤を買ったほうが経済的にもお得感があります。
ペットショップで販売されている小赤は実は餌用なの?
ペットショップやホームセンターのアクアリウムコーナで必ず展示されて販売されている小赤なんですが、何も知らない人が見たら飼育用の金魚が格安で販売されているように感じるかもしれませんが、実はこれ、餌用としての需要の方が大きい魚になります。
金魚を餌に??、アクアリウムについて始めたばかりの初心者の人でしたら、これを聞くと驚く人も多いのですが、実際に小赤は飼育用としてではなくて、餌用として購入されることが多くて、メダカよりも丈夫で体が大きな小赤は餌金として人気があります。
メダカも実際には餌用として購入している人も多くて、特にヒメダカはその傾向が強く、白メダカや青メダカ等を餌用として購入している人は殆どいないでしょうけど、小赤よりも価格が安いメダカの場合は、肉食魚の稚魚用の餌として大変人気があります。
大型魚を飼育している人がよく話す餌金が小赤だと思って大丈夫。
大型魚を飼育している人と話をすると、良く餌金という言葉が出てくることがありますが、これは餌金という魚がいる訳ではなくて餌用として購入している小赤の事を餌金と表現しているだけで、餌用の金魚=餌金という意味ですから、覚えておくと良いです。
アクアリウムを始めたばかりの人が餌金と聞くと、一体何の話をしているの?って疑問に感じることも多いと思いますけど、餌金=小赤は餌用の小魚として大量に需要がありますので、一般的には小赤は飼育する金魚ではなくて餌用の金魚ってイメージですね。
餌金として扱われていて、殆どが寿命まで飼育されることがない小赤ですが、別に小赤を育てても問題はありませんし、大変丈夫な魚で餌を与えているとどんどん大きく成長して繁殖をするようになりますから、価格も安く入手も容易なので初心者向けですね。
小赤は価格が安くメダカよりも頑丈で初心者向けの魚です。
金魚である小赤が餌金として大量に需要が発生しているのには理由があって、あらゆる魚の中でも最も頑丈で、大きさも手頃で繁殖も容易かつ餌の制限をすることにより成長を抑えることが出来ますので、活餌として大量に取り扱うことが出来るからです。
小赤は大量に増やすことが出来るので、価格も安くなっていますし、それ故に餌用の活餌として扱われることも多いのですが、普通に飼育をした場合でも本当に丈夫であり、メダカよりも飼育が容易で、ある程度安定した環境で育てると殆ど死んだりしません。
なので、ペットショップで思わず1匹50円位の小赤を購入する人も多いのですが、実は小赤を飼育する場合は一つだけ欠点があって、それは元々はフナの仲間ですから、どんどん大きく成長していくことであり、それで手に負えなくなる初心者の人が多いです。
近くの川等で、赤色の金魚が泳いでいるのを見ることがよくありますが、あれは金魚掬いやホームセンターで小赤を入手したものの、全然死ぬことなくどんどん成長をしていくことから、手に負えなくなってしまった人が違法に投棄していることが殆どです。
余りに容易に増やすことが出来る小赤は、飼育用としてではなくて、餌用として扱われている事が多いですし、初心者の人が安易に手を出すとどんどん大きくなり手に負えなくなる事も多いのですが、寿命も長いですから興味があるなら飼育は結構お薦めです。