アクアリウムでは定期的な水槽のリセット作業は必要なの?

アクアリウムを始めたばかりの人であれば、当然ですが、まだよく分からないことも沢山ありますので、そこでネットで調べたりアクアリウム関係の本を見たりして、勉強をしながらトライ・アンド・エラーで魚やエビの飼育、水草の育成をしている筈です。

そこで、色々と調べていると、水槽のリセットについて知ることになるんですけど、リセットというのは、その名の通りいったんすべてを白紙に戻して再度設定をするという作業のことであり、致命的なトラブルが発生した場合によく行う作業のことです。

リセットについては、色々な人の意見がありますし考え方がありますので、絶対にこれといった答えはないのですけど、一般的な話で言えば、リセットは定期的にする必要性はまったくなくて、リセットをしないといけない問題が発生した場合に行います。

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アクアリウムでは定期的な水槽のリセット作業は必要なの?

 

基本的な話としては、水槽のリセットを行った場合、必ず水槽の環境が悪化してしまいますので、飼育している魚やエビにとってはやらない方が良いことが多いですし、何処までリセットをするかになりますけど、それをすることによるデメリットも多いです。

また、水槽のリセット作業は、水槽が大きくなればなるほど大変になってきますし、120cm以上の水槽でソイルや大磯を大量に敷き詰めている環境のリセットを経験したことがある人ならご存知だと思いますが、作業完了にものすごく時間がかかります。

結論としては、アクアリウムにおいて、定期的な目的のない水槽のリセット作業は待たったく不要であり、気分とか運用時間で水槽のリセットをする必要性はまったくなく、リセットをしないといけない状況が発生してしまった場合のみ計画的に行います。

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水槽のリセットをしないといけなくなるのはあの水草の侵入。

 

水槽のリセットをしないといけなくなるよくあるパターンとしては、小さな浮草とかイトタヌキモ等の水草が水槽内に侵入した場合に行う人が多く、これらの水草が一度でも水槽に侵入すると、あっという間に水槽内で繁殖していき手に負えなくなるからです。

イトタヌキモについては、本当に苦労をしている人も多いと思いますけど、これが水草水槽に侵入してきた場合、リセットをして、中の水草を全て処分する、ソイルも処分、ろ過フィルターも徹底清掃をしないと完全な駆除ができないくらいの厄介者です。

水草水槽でない場合、イトタヌキモや浮草が侵入してきても、金魚でも入れておけば勝手にそれらの水草を食べてくれますし、駆除も容易なのですが、本格的なレイアウトに設定している水草の場合は、もはやリセットをするしかない状態になるのです。

 

 

ヒドラの発生や白点病の発病などで水槽のリセットをする必要はない?

 

あまり管理状態が良くない水槽の場合、ヒドラと呼ばれるイソギンチャクのような生き物が水槽内に発生したり、魚が白点病や尾ぐされ病になってしまい、そのままでは水槽内が壊滅的な状態になりそうな雰囲気になるのですが、水槽のリセットは不要です。

ヒドラや白点病等の対策をする場合は、多めの水換えを回数を増やして行うことにより、出来る限り水槽内の魚やエビにダメージを与えない状態で改善が出来ますので、リセットまでする必要はありませんし、リセットをすると余計に状況が悪くなります。

外敵の侵入でリセットをしないといけなくなるのは、スネールと呼ばれる貝が侵入してきて大量に増えている場合で除去ができないと判断できた場合、名前はわからないのですが、水面に浮かんでいるゴキブリのような害虫が浮草と同時に侵入した場合位です。

水槽のリセットについては、本当に相当な時間をかけて行うことになりますから、余りに負担が大きくなる事を考えておき、リセットは目的もなしで定期的なメンテンスの一環で行うものではないこと、他の解決方法があることを理解しておくと良いですね。

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