ペットショップで売られている赤色のミナミヌマエビについてのご相談を頂いたのですが、ペットショップで売られている赤色のエビと言えば、間違いなくレッドチェリーシュリンプだと思いますし、赤色のミナミヌマエビとして売られている事もあります。
見た目もミナミヌマエビと大変良くにていて、ミナミヌマエビが赤色になったエビと言われたら、そうなの?って普通は思いますが、実はこのエビはミナミヌマエビではなくて、台湾から輸入されているエビになりますから、飼育方法なども若干異なります。
レッドビーシュリンプと同じく、水槽クーラーと水槽用ヒーター、後はエーハイム2213があれば普通に飼育できますから、基本はミナミヌマエビの飼育環境であり、後は水温の管理さえしておけば、レッドビーシュリンプよりも飼育は容易です。
赤色のミナミヌマエビの正体はレッドチェリーシュリンプ?
実はレッドビーシュリンプの真っ赤な個体も存在しているんですが、市場で全く人気がなかったので殆ど流通することはありませんから、ペットショップで売られている赤色のエビはレッドチェリーシュリンプだと思って良いですし、そう書かれている筈です。
レッドビーシュリンプよりもレッドチェリーシュリンプの方が飼育と繁殖が容易で、耐久性能も高いし繁殖力も強いことから、価格もお手頃で赤色のエビなので、結構一般の人に人気があり、レッドビーシュリンプの飼育が出来ない人でも扱いやすいのです。
台湾の気候に適した淡水エビですから、水温が低くなるような環境には適しておらず、冬場は水槽用のヒーターが必須になってしまいますけど、ミナミヌマエビでも水槽用のヒーターを付けて管理している人も多いですし、価格も安いので問題はないでしょう。
レッドチェリーシュリンプの飼育と繁殖は簡単なのでお勧め。
レッドチェリーシュリンプは台湾で生息していたミナミヌマエビの亜種のような淡水エビが突然赤色の変色をした個体を固定化したエビなので、飼育も容易ですし、ミナミヌマエビとほとんど同じ飼育環境で飼育と繁殖が行なえますから初心者にもお勧めです。
色が赤色なので水槽の中でも目立ちますし、レッドビーシュリンプよりも飼育が容易で繁殖も簡単ですから、ミナミヌマエビの飼育と繁殖ができる人なら後は、水槽用ヒーターと出来れば水槽用のクーラーを付けておけば良いだけなので、とても簡単なのです。
まあ、予算の都合がつかなければ、レッドチェリーシュリンプの場合は、夏場の水槽クーラーが必要なく育てることも出来ますので、よりミナミヌマエビに近い耐性を持っており、簡単に例えれば寒さに弱い赤色のミナミヌマエビって言った感じになりますね。
レッドチェリーシュリンプは価格が安いので結構人気があります。
ペットショップやホームセンターに行けば分かるんですが、ミナミヌマエビはスペースの端っこにある水槽にぽつんと展示されていることが多くて、大きな水槽に大量にミナミヌマエビが展示されていて一匹50円位でバルクセールのように販売されています。
それとは引き換えに、レッドチェリーシュリンプはきちんと展示されているソイルが敷かれている水槽でレッドビーシュリンプの展示水槽の近くに置かれている事が多く、レッドビーシュリンプが欲しくても金銭的に難しい人がこちらのエビを選択する訳です。
一匹300円のプライスタグが付けられているレッドビーシュリンプの近くの水槽で、一匹100円のプライスタグが付けられている赤色をしたレッドチェリーシュリンプが展示されていれば、金額的にこちらのエビを選ぶ人も多く、商売として成立します。
レッドチェリーシュリンプとレッドビーシュリンプと機会損失の関係。
レッドチェリーシュリンプが販売されているペットショップやホームセンターの場合、必ずと言っていいほどレッドビーシュリンプも近くで売られていますから、この2種類のエビと商売の関係を考えると機会損失を防ぐために売られている事が分かりますね。
偶然ペットショップやホームセンターで見かけたレッドチェリーシュリンプってエビが綺麗で可愛いけど、値段が高すぎる・・・、そう思ってその場を去ろうとしたら、偶然近くの水槽で真っ赤な色で価格が安いレッドチェリーシュリンプを見たら・・・?
当然ですが、ミナミヌマエビのような地味なエビには興味が無いけど、赤色の派手な色をしたレッドチェリーシュリンプなら価格的にも購入がし易いので、ついつい購入をしてしまう・・・、実際に世の中は、常にそういった仕組みになっています。