最強の投げ込み式ろ過フィルターとして有名な水作ジャンボについて、相談されることがあるんですが、水作ジャンボは確かに濾過能力は大変高く、エアーポンプを取り付けるだけの簡単構造になっていますので、手間ひまをかけずに高い能力が得られます。
ただし、室内の水槽で使っても問題がありませんか?、の質問に対してはかなり問題があるとしか言えずAmazon等のネットで水作ジャンボの商品写真を見ると水作エイトと対して変わらないイメージしかありませんが、実際のジャンボは相当巨大になります。
どれくらい大きいかと言えば、30㎝キューブ水槽にギリギリ入るくらいであり、30㎝キューブ水槽の中は水作ジャンボのみをディスプレイ展示している状態になると思えば分かりやく、早い話が水作ジャンボは30㎝キューブ水槽位の大きさという意味です。
水作ジャンボの濾過能力は大変高いけど室内水槽には無理?
水作ジャンボの濾過能力は大変高くメンテンスもほぼフリーですから、他のろ過フィルターを利用するよりも効率が良くて、エーハイム2213のように高額な予算も必要ないので放置飼育の水槽には良いのでは?、管理が楽になる?と思うかもしれません。
しかし、実際に60㎝水槽に水作ジャンボを設置して使っていたことがあるんですが、あまりに水作ジャンボが巨大すぎて、他のレイアウトは殆ど行えず、ベアタンクでプレコの飼育をするにしても、水作ジャンボが邪魔すぎてちょっとこれは無理と判断。
ちなみに一回り小さい水作ニューフラワーDXも同様に60㎝水槽で使っていたんですけど、これでも60㎝水槽では大きすぎて邪魔であり、結局水槽から撤去してしまいましたので、水作ジャンボは基本的に屋外の池で使用するろ過フィルターだと思います。
室内の水槽で水作ジャンボを利用する場合はアロワナ水槽ですね。
水作ジャンボは見た目のシンプルさとは異なり、意外にも濾過能力は大変高いので、水作ジャンボを稼働させている水槽は水質が安定しますから、室内での水槽でしたらアジアアロワナの飼育水槽でよく使われていて、ペットショップなどでもよく見かけます。
アジアアロワナ等は150㎝水槽クラスの大きな水槽で使用しまから、水作ジャンボを入れるとちょうどよいくらいの大きさになり、生きた餌を大量に食べることが多い巨大魚は水をとにかく汚しますので、水作ジャンボを入れておくと水質がより安定します。
60㎝水槽に水作ジャンボを入れると、あまりに巨大な水作ジャンボを見ると違和感しかありませんが、150㎝水槽くらいになると微妙に丁度よいくらいの大きさで全く気にならなくなりますので、室内で利用する場合は巨大魚の飼育安定が用途になりますね。
60㎝以下の水槽で水作ジャンボを利用しても直ぐに飽きます。
60㎝以下の水槽に水作ジャンボを設置するくらいなら、最初からエーハイム2213等のろ過フィルターを設置しておいたほうが良くて、最初は興味津々で水作ジャンボを設置する人も多いのですが、大抵の場合で必ず飽きてしまって撤去することになります。
水作ジャンボはシンプルな構造なのでやすいと言っても5000円くらいはしますし、濾材は別売りで購入しないといけませんし、エアーポンプも水心の最強バージョンが必要になりますので、後々新しいろ過フィルターを購入することを考えるとコスト高です。
屋外の池や屋外の大きな水槽で、錦鯉や金魚を沢山飼育する場合、ろ過フィルターとして水作ジャンボを利用するのは大変オススメが出来るのですが、室内の水槽で水作ジャンボを利用する場合は、オーバーフローなどの大型魚飼育水槽の補助が利用します。
興味津々で水作ジャンボを購入しようと検討している人は、本当にそれが正しいのか?、60㎝以下の水槽ならエーハイム2213を購入したほうが良いのでは?といった感じで一旦踏みとどまり、それでも水作ジャンボを選ぶのであれば購入しましょう。