誰でも簡単に利用することができる投げ込み式ろ過フィルターである水作エイトはエアーポンプをエアーチューブで取り付けて、水槽に放り投げるだけで濾過機能が作動しますし、メンテナンスも殆どフリーで扱いやすく価格も安いので人気があります。
何しろ、水作エイトといえば、プロ中のプロであるペットショップの展示水槽で必ず使われている位ですから、魚やエビを商品として販売しているペットショップが水作エイトを使うには理由があり、濾過性能の高さとコストパフォーマンスの良さになります。
この水作エイトに関して言えば、水槽のそこに敷き詰めているソイルや大磯の中に埋めて使うと濾過性能が高くなるので、普段から埋めて使ったほうが良いって話がありますので大磯やソイルの中に埋めようって思っている人もおいと思いますがどうでしょう?
水作エイトはソイルや大磯の中に埋めたほうが良いの?
では、実際に水作エイトをソイルや大磯の中に埋めたらどうなるのか?、やってみればわかりますが水作エイトは想像以上に高さがありますので、簡単に埋めれませんし、埋める場合は相当なソイル、大磯が必要になるのであまり現実的な話ではありません。
それでも無理やり水作エイトをソイルや大磯の中に埋める場合、水作エイトを基準にしてピラミッドのような山盛りの地形を作り、その部分だけに大量の大磯やソイルを集めて平地に富士山が出来たような水槽のレイアウトになりますので、見た目もいまいち。
また、水作エイトをソイルや大磯の中に埋めても殆ど意味はありませんので、それをするくらいなら最初から専用の底面ろ過フィルターを使用しておいたほうが圧倒的位濾過性能は高くなり、水作エイトはそのまま普通に投げ込みで使ったほうが良いのです。
大磯の中に無理やり水作エイトを埋めると破損の原因になる?
土を焼き固めたソイルは柔らかいのでまだ良いのですが、大磯は大変硬い石の破片のようなものですから、その中に水作エイトを埋めるとどうなるのかと言えば、水作エイトのプラスチックの爪や結合部の隙間に細かい大磯の粒が大量にハマる状態になります。
これが、想像以上に厄介で、簡単には水作エイトの蓋を開けれなくなり、力任せに開けようとすると爪があっさりと割れてしまって、水作エイトを買い換える必要になってしまいますし、隙間にめり込んだ大磯の粒を取り除くのは大変難しい状態なのです。
基本的に水作エイトは大磯やソイルの中に埋めて利用するろ過フィルターではありませんので、それをする位なら水作エイトは単に投げ込むだけにしておき、底面ろ過フィルターをあわせて利用すれば、ペットショップの展示水槽と全く同じ環境になります。
大磯やソイルの中に埋め込んで利用するのは水作フラワーDXです。
水作エイトM、水作エイトS等は大磯やソイルの中に埋めて利用することを前提としていない設計になっていて、仮に無理やり埋めて利用しても濾過能力的には殆ど意味が無いことをしているだけで、更には水作エイトが破損しやすい状態になるだけです。
ただ、水作フラワーDXって水作エイトの高さが低くなり大きさが巨大になった、ゼビウスに登場するアンドアジェネシスのようなろ過フィルターがあるのですが、こちらでしたら、大磯やソイルの中に埋め込んで利用するとそれなりの効果を発揮します。
水作フラワーDXをソイルや大磯の中に埋めて利用するくらいなら、最初から底面ろ過フィルターを利用しておいたほうが良くて、水作フラワーDXはベアタンクの水槽や屋外の金魚飼育水槽などで利用したほうが良いので、やはり埋めるなら底面濾過です。
水作フラワーDXについては、実際に購入して使ってみても、あまりに大きいので室内の60cm水槽では邪魔になりすぐに取り出してから、その後は倉庫にしまっていますから、90cm以上の大きなベアタンク水槽で補助的に使う等の利用方法が良いですね。