室内に設置している水槽では滅多に見られない現象として、屋外に設置している水槽では、水槽の水が緑色になることがあり、この状態になった水槽の水のことをグリーンウォーターというのですが、名前は知らなくも見たことのある人も多いと思います。
例外的に、室内に設置している水槽でも窓際にあるような水槽であれば、水がグリーンウォーターになっていることがあるのですが、小学校の理科室においてある水槽は結構このような状態になっていることがありますので、気になれば見てみると便利です。
このグリーンウォーターについては、緑色に見えるのは植物プランクトンが大発生している状態なので、メダカの稚魚の飼育をする際には大変有用なのですが、透明度が極端に悪くなる為、浅い水槽にしておかないとメダカの稚魚の様子が分かりません。
その為、栄養価が高いプランクトンが大発生していて、成長が早いメダカの稚魚の個体がどんどん成長していって、他のメダカの稚魚の個体を食べてしまうこともありますので、グリーンウォーターでメダカの稚魚の飼育をする際には注意が必要になります。
グリーンウォーターを除去するにはどうすればよいの?
このグリーンウォーターと言うのは、見た目が緑色で青汁のような見た目になっているため、水槽の中の透明度が極端に悪くなることから、確かにメダカの飼育に良いのは分かっていても、観賞用としては問題があるので何とかしたい人もいるはずです。
しかし、グリーンウォーターの場合は、水換えをしても簡単には元の透明度の高い水に戻す事ができない為、どうしたらいいのか困ってしまう人もいらっしゃると思いますので、グリーンウォーターを除去する方法についてご説明いたします。
特に夏場であれば、暫く水槽を放置しておくだけで、勝手にグリーンウォーターになってしまっている事も普通にありますから、突然水槽の水が緑色になって全く水槽の中の状態が見えなくなってしまっていたら、困る人もいますからね。
この場合、グリーンウォーターを除去するには大幅な水換えを何度も繰り返す以外に方法がないので水槽の水を70%から80%一気に交換してもまだグリーンウォーターは消えませんので、数日おきで何度も水換えを行ってグリーンウォーターを除去します。
グリーンウォーターの濃度は想像以上に高い濃度になっています。
グリーンウォーターを見て、ちょっと水換えをしたら元の透明度の高い水に戻るだろうと思う人もいるかもしれませんが、実際には想像以上に濃度が高くなっている為、普通に水換えをするとか、蒸発した水を追加していくだけでは、除去はできません。
その為、一度発生してしまったら、そのままにして、植物プランクトンが大発生している状態の方がメダカの飼育をする環境としては適しているため、あえて放置しておく方法もありますので、グリーンウォーターをどうするかを考えていくことになります。
環境よっては、グリーンウォーターを作りたくても、中々作ることが出来ずに困っている人も少なからずいることを考えると、勝手に発生したグリーンウォーターに対して愛着を持って利用するのも良いですし、新しい水に全て入れ替えるのもありです。
グリーンウォーターを除去するには、何度も大量に水換えをしていくしかないのですが、それが面倒なら思い切って全ての水を交換するか、あえてグリーンウォーターのままで、メダカの稚魚の飼育をするのも良いかと思います。