屋外水槽のマツモが底に沈んだまま浮かんでこない理由

そろそろ4月も後半に差し掛かってきましたので、お昼くらいの時間帯であればかなり暖かくなってきていて気温は20度を超えていますし、メダカは産卵活動を開始していて、ミナミヌマエビ達も活発に水槽の中を動きはじめてきている状態になっています。

そろそろ、ミナミヌマエビの季節がやってきたかな?、と思って水槽を見てみると、水槽の中のマツモが底に沈んでしまって浮かんでこないし、なんだか見た目も葉っぱが閉じてしまって変な形になっているので大丈夫なの?と疑問に思う人もいるでしょう。

通常、マツモは他の水草とは違って、水中の土の中から根っこを生やして太陽の光に向かって育成していく水草ではないので、常に水面付近をプカプカ浮かんでいるタイプの半分は浮草と呼べるような水草ですから、底に沈んでいるのには違和感があります。

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マツモが水の底に沈んでいるのは越冬をしていたからです。

 

長期間において、マツモを屋外の水槽で育成している人でしたら、既にご存じの方も多いかと思いますが、マツモは春から秋にかけては、屋外の水槽では凄まじい勢いで繁殖をしていく水草ですので、一週間も放置しておくと大変な状態になってしまいます。

ただ、昨年の春以降から初めてマツモの育成を屋外水槽で初めた人でしたら、多分知らない人も多いと思いますので、マツモが水槽の底に沈んでいるのを見て驚いている人もいるでしょうから、マツモが冬眠をしているようなイメージだと思えば良いですね。

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実際にマツモが冬眠をするわけでは無いんですけど、冬の寒い時期になると葉を閉じながら水の底に沈んでいき、そのままじっと冷たい水の底で耐え続け、桜の花びらが全て飛び散る頃になると、また葉を広げて水面に浮かんでくる仕組みになっています。

桜の花びらも4月になって暖かくなると一斉に咲き始めるのと同じく、マツモもそれと同じくらいになると、また水面付近に浮かんできながら、葉を広げていつもの状態になり、爆発的に水槽内で増え続けることになりますから、心配はご無用です。

 

 

マツモは何故寒くなると葉を閉じて水槽の底に沈むのか?

 

正直言って、マツモが冬になると葉を閉じながら水素の底に沈む理由はよく分かりませんけど、桜の花びらと同じで、自然界ではそうしないと生き残れない事情があったので、自然と水温に合わせて状態を変える能力を身につけたのではないでしょうか?

その為、室内環境の水槽で育成しているマツモは、一年中水槽の底に沈むことなく、水槽の中で増え続けているため、やはり水温を感知して、一定期間において水温が下がってしまった場合は、自動的かつ一斉に水槽の底に沈むようになっているのでしょうね。

この植物の不思議な能力の全てを完全に解析で出来る人がいれば、なにか新しいイノベーションを生み出すような大発明ができそうな気がするんですけど、興味があればマツモが何故?、寒くなると水槽の底に沈むのかの仕組みを解明してみて下さい。

現在、水槽の底に沈んでいるマツモを見かけた場合、別に腐っているとか、越冬に失敗したわけではなくて、単純に寒くなって水槽のそこで越冬をしているだけなので、そろそろ暖かくなって来た今月末くらいには水面に浮かんでくるはずです。



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Updated: 2022年8月3日 — 5:58 PM