4月になってかなり暖かくなったので、今月からミナミヌマエビの飼育を始めた人も結構いらっしゃるかと思いますが、水槽を用意してミナミヌマエビを投入しても、全く餌を食べないのでどうなっているのだろうと心配される方もいるかと思います。
通常、ミナミヌマエビというのは一日中、何かをツマツマと食べている事が普通ですし、これはミナミヌマエビだけではなくて淡水のエビなら大抵は1日中、何かを食べているのが普通ですから、全く餌を食べないのはおかしいと思うわけですね。
その場合、どうすればよいのかについて、幾つかのパターンに合わせてミナミヌマエビが餌を食べない理由と対策についてご説明したいと思います。
ミナミヌマエビが餌を食べない理由はストレスの可能性あり?
大変丈夫なミナミヌマエビなんですけど、ネット通販などでも気軽に変えるような時代になっている為、その場合は数日ほど発泡スチロールの箱に入れられて、運送会社によって発送元から運ばれてくるのですが、この際に結構なストレスになる事があります。
当然、ミナミヌマエビを購入した場合、マツモとかスポンジなどの足場が入っている事が普通であり、エビを輸送する際に足場が入っていないと、袋の中の水がユサユサ揺れた際にミナミヌマエビは何処にも捕まることが出来ずに揺れまくることになります。
また、足場が入っていても、ミナミヌマエビの個体数と適切にマッチしない場合は、全てのミナミヌマエビが足場に捕まることなく、真っ暗な発泡スチロールの中で、ユサユサと長時間揺らさえることになりますので、この場合のストレスはかなりのものです。
通販でミナミヌマエビを購入した場合、ミナミヌマエビ達が隅っこに集まってじっとしている状態でしたら、相当なストレスがたまっているので1週間ほどは普通の行動を取らない場合もありますから、その際には時間をかけて慣らします。
この間には、殆ど餌を食べませんので、暫くは様子見で対応していきます。
ミナミヌマエビが餌と認識していない場合もあります。
暫く飼育をしているミナミヌマエビ達が、新しい餌を投入してもあまり関心を示さない場合は、滅多にはないんですけど、餌の好き嫌いが強い傾向にあるレッドブーシュリンプのように、それを餌と認識していないこともあります。
ミナミヌマエビの場合はなんでもよく食べますし、好き嫌いをすることなくて、ザリガニの餌だろうがプレコタブレットだろうが、直ぐに集まってくるんですけど、稀に新しい餌に反応しない個体もいますので、暫く様子を見るのが良い感じですね。
この場合は、大抵は新しく投入した餌は食べなくても、水槽内の微生物などを他の場所で必死になって食べている姿が見られますので、特に心配する事なく、ある程度新しい餌に慣れるまではそのままで構いません。
ミナミヌマエビの寿命がつきそうな場合は要注意です。
いつも元気なミナミヌマエビが餌を食べない場合で一番危険なのが、ミナミヌマエビの寿命がつきそうな場合であり、この場合は餌を殆ど食べることなく、水槽の底でじっとしている状態なので、慣れている人であればもう寿命であることが分かります。
ただ、慣れていない人の場合は、ちょっと動かないな?と思うくらいでしょうから、イマイチわかりにくいのかもしれませんし、ストレスがたまっているときも同じような状況になるんですけど、寿命の場合は単独でじっとしていることが殆どです。
もう、餌を食べる元気すらない状態なので、後はミナミヌマエビの寿命が尽きるのを待つだけになるのですが、新規で購入しているミナミヌマエビがこの状態になった時は水合わせに失敗をしている可能性がありますので、慎重に水合わせをして下さい。
ミナミヌマエビの水合わせにはサテライトがお薦めです。