そろそろ、暖かくなってきているので、ベランダや庭などに発泡スチロールやジャンボタライ等を設置し、メダカや金魚等の飼育をしている人も増えてきているのではないでしょうか?、心地よい天候になると、屋外の水槽は何もしなくても自然環境が完成。
太陽により、小さな水槽であっても、室内水槽では実現できない環境が構築されますので、特に面倒な水槽の管理やメンテナンスも不要になります。管理するといえば、蒸発する飼育水の補充ぐらいであり、極論で言えば、餌を与える必要性すらありません。
もちろん、餌を与えるほど、メダカや金魚、エビの成長速度は加速していきますので、可能であれば餌を与えておいたほうが良いのですけど、別に餌も必要ないし、ろ過装置も、照明も必要がない屋外水槽での飼育、ただし、必ず、とある問題が発生します。
屋外水槽で発生するモジャモジャの苔?対応は?
屋外の水槽で発生するとある問題とは?、それは、緑色のモジャモジャの苔が発生することです。これは避けては通れない問題で、放置していると、水槽全体を覆うレベルで、モジャモジャの苔が発生してしまいます。これが成長速度が早く、本当に厄介。
あっという間に水草を囲い込んで発生していく変な苔ですが、正直、苔なのかも分からない泡立ったベトベトのヤツも発生することがあり、水槽内はカオスになってしまいます。この場合、定期的に除去をしていかないと水槽が崩壊してしまうこともあります。
水槽のあちこちにこびりついたり、巻き付いたりしているものの、手で簡単に除去できます。ただ、エビの隠れ家になっていたり、メダカの産卵場所になっていることもありますので、メダカの卵がついている場合は、卵を捨ててしまわないようにしましょう。
屋外水槽で邪魔な苔を発生させない方法は無いの?
屋外の水槽は管理も楽で、勝手にメダカや金魚も増えているし、ミナミヌマエビは大量繁殖しているので、変な苔が増えなかったら良いのにな?って感じる人も多いと思いますが、残念ながら、この増殖するモジャ苔の発生を完全に防ぐのは難しいと言えます。
対策方法としては、直射日光が当たる場所を避けて水槽を設置しておけば、可能な限り発生と増殖を押させることは可能になります。それができない場合は、こまめにこの邪魔な苔を除去するか、大きめの水槽に変えて、水量に余裕をもたせるなどで対応です。
太陽の光は偉大で、1億6000万キロだったかな?、遥か遠くで発生した太陽の光が地球に届くってのが凄いことなんですよね。その光の影響で完全放置でも、水槽が維持できる訳ですから、多少の苔の除去位は仕方ないと思ったほうが良いかもしれません。
メダカの産卵床として利用できる事も多い。
一見して、勝手に水槽内で、大量に増殖してなんの価値もない苔類ですけど、実はメダカの使い捨ての産卵床として結構使えます。マツモなどの水草を水槽に放り込んでいてもメダカは産卵しますが、毎日産卵する為、マツモをカットしていると無くなります。
当然、卵だけをスポイトで取り出し、室内のサテライト内に移動させることもできますけど、元々処分する予定の大量の苔に卵が産み付けられている場合、それごと取り出して、バケツにでも放り込んでおけばよいですからね。結構、メダカの繁殖では有用?
放置しておくと、メダカや金魚が全滅してしまう恐れがある、緑色のモジャモジャの苔類ですけど、定期的に除去しておけば問題はなく、メダカの産卵床として利用できる訳ですから、勝手に水槽内で増殖するこの厄介者も徹底的に利用していきましょう。