数年前の極端に暑い日が続いた時に誕生した、本来の形状とは異なる体をしたメダカたちの中でも最後まで元気良く生き残ってくれたのが、ピンポンパールの様な体をしたちょっと変わったまん丸いメダカたちでした。
メダカの卵を極端に暑い水温の中で孵化させると、本来とは異なる形状をしたメダカの稚魚が生まれてくる確率が高くなるのですが、別に意図的にその様な選別をしなくても、数年前の極端に暑い夏が続いた際には勝手に水温が上昇していました。
水槽内のミナミヌマエビが暑すぎて茹で上がってしまうくらいですから、余程暑かったのでしょうけど、最近ではその様な極端に暑い日が続くこと自体が夏でもあまりなくなってしまっています。
地球温暖化と氷河期でも乗り切れるかミナミヌマエビ。
地球温暖化の話がよく出てきますが、単なる利権とかお金を稼ぎたい人が適当に主張しているだけかもしれませんし、実際に地球の温暖化が進んでいるのかもしれませんが、あれって実際どうなのでしょうね?
何もしなくても極端に寒くなったり暑くなったり、いろいろな変化を見せてきた40億年以上の歴史を持つ地球ですから、そのうちまた氷河状態になり地球全体が凍りついてしまう様な状態にもなるのかもしれません。
多分、そうなれば人類は生きていられないでしょうけど、ミナミヌマエビの場合はそれでも環境に順応して進化をしながらどこかで生きていそうです・・・。
何しろ、一切の光が入ってこないエーハイム2213の濾過槽の中で成長して繁殖までするのがミナミヌマエビですから、環境に合わせて進化する個体が出ればさらに過酷な環境でも耐えられそうです。
ピンポンパールの様なメダカの最後の一匹が死亡しました。
金魚のピンポンパールの様な体をしたメダカですけど、その最後の生き残りの個体であったメダカが本日死亡したのを水槽の中で確認しました。
先日から、水槽の底でじっとする様な動作を見せる様になりましたので、2年以上生きている訳ですし、そろそろ寿命かな?と思っていた矢先、やっぱり寿命だった様です。
死亡してすぐにピンクラムズホーンの大群が群がっていましたので、死臭の様なものが水中で発生すると、一斉にピンクラムズホーンが集まる様になっているのですが、あまりに大群で集まっているのを見ると若干気持ち悪くなった次第です。
ただ、ピンクラムズホーンが水槽の中にいれば、メダカが朽ち果てても直ぐに集まってきて全てを食べつくしますし、ミナミヌマエビも同様ですから、水質悪化を防ぐ為には結構便利な生き物なのかもしれません。
特殊な個体のメダカがいたら早い段階で繁殖をさせましょう。
今回のピンポンパールの様なメダカについては、全然気にしていなかったので、残り数匹になるまで気にならなかったのですが、最後の数匹になると、やはり特殊な個体であることは見ればわかりますから、繁殖させておくべきだったと後悔しています。
通常の体型と異なる形状をしたメダカの場合、その寿命はそれほど長くは持ちませんから、殆どの個体が成長の過程で落ちてしまいますので、1年を超えても安定して泳いでいるのであれば、それは固定できる可能性が高くなります。
金魚のピンポンパールがどの様な経緯で、あのまん丸い体型を固定されたのかは知りませんけど、誰かが意図的に固定したからあの様な面白い金魚がいる訳なので、メダカでもそういった個体が出てきても良い訳ですね。
今回は、残念ながらあまりに気がつくのが多かったので、ピンポンパールの様なメダカを繁殖させて固定することは出来ませんでしたが、次回に似たような個体が誕生すれば、是非隔離して環境で繁殖させてみたいところです。
このメダカは泳げなくなっても他のメダカの様にお腹がぺったんこになることなく、最後までピンポン玉の様な状態でしたから、やっぱり通常のメダカとは何かが根本的に違うのかもしれませんね。