ピンクラムズホーンを綺麗な貝殻のまま育てる方法

ミナミヌマエビと同じく、水槽の中のあらゆる魚やエビに対して全く危害を加える事なく、特に餌を与えなくても勝手に生きていける生き物として、ピンクラムズホーンという有名な貝がいます。

また、ピンクラムズホーンは二匹以上いれば爆発的に増える貝ですから、この点もミナミヌマエビとよく似ていますが、唯一の違いはピンクラムズホーンはフグなどの貝を捕食する生き物以外からは餌として認識される事がありせん。

逆に言えば、ピンクラムズホーンであっても、一匹の単独飼育で育てていけば、爆発的に増える事はないのですが、一度も交尾をした事がない小さな個体である必要があります。

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よって、他の魚などに捕食されてしまうため、ミナミヌマエビが飼育できない水槽であっても、ピンクラムズホーンであれば、安心して飼育する事ができるため、皆さんピンクラムズホーンをコケ取りや余った餌の掃除用として飼育されているようです。

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ピンクラムズホーンを綺麗な貝殻のまま育てる方法。

 

生まれたばかりのピンクラムズホーンというのは、それは綺麗な透明の貝殻をしているため、見た目も綺麗なのですが、ある程度大きくなるに連れて、その綺麗だった貝殻もどんどん汚くなってきて、ひどい場合は欠けなどが発生する事もあります。

ただし、最終的にこれ以上成長しない状態になると、どのように綺麗な貝殻になるように育てたピンクラムズホーンであっても、必ず白く曇ったような色の貝殻になるのですが、それでも綺麗な個体は全体的に綺麗なままです。

やはり、折角ピンクラムズホーンを育てるなら綺麗に育てたいと思う訳ですから、少しでも綺麗に育てる方法を知っておくと大変便利です。

それで、その気になる方法なのですが、これは極めて簡単です。

卵の状態から室内水槽で育てるだけで、綺麗な貝殻の個体が生まれてきますので、その中で特に綺麗な貝殻をしている個体以外を間引きしていけば、段階的に綺麗な貝殻の個体ばかりになります。

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ピンクラムズホーンを綺麗に育てる場合は室内飼育が必須。

 

大量に繁殖をする屋外水槽の場合は、一見便利そうなのですが、いかなる環境下でもピンクラムズホーンの貝殻は白くくすんでしまって、お世辞にも綺麗な状態の個体はいなくなりますから、屋外飼育の場合はスネール除去用として育てるのが無難かもしれません。

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ピンクラムズホーンの繁殖力は極めて強いですから、毎日のように大量に生まれてくるピンクラムズホーンについてはどんどん間引きしても問題はありません。

折角生まれてきたのに間引くのがもったいないとか、かわいそうと思う必要性はなく、積極的に選別をしていけば良いと言えます。

これが、滅多に繁殖しないとか、飼育が極端に難しい貝であるなら、生まれた個体は全て大切に育てる事になるのでしょうけど、残念ながら、ピンクラムズホーンはそのような希少生物の扱いにはなりません。

 

 

金色光沢付きの貝殻などの綺麗なピンクラムズホーンを育ててみよう。

 

綺麗な貝殻をしているピンクラムズホーンを育てるためには、その繁殖力は落ちますが室内水槽でないと実現しませんので、爆発的に増える屋外水槽での繁殖は諦める事になります。

繁殖が落ちるといっても、他の生き物と比較すれば桁違いの繁殖力であり、夏場の屋外水槽で飼育しているピンクラムズホーンの繁殖力が他のスネールを壊滅させるくらい尋常ではないくらいですから、特に室内飼育でも問題はありません。

あとは、屋外水槽飼育でも稀に綺麗な色をした個体がいる場合がありますので、気に入った個体がいればそれを捕獲して室内に移動させておくと良いかもしれません。

例外的に、太陽の光が当たらない日陰の位置に設置している屋外水槽の場合は、綺麗な貝殻のピンクラムズホーンが生まれてくる場合もあるのですが、しばらくすると成長するにつれ、段々とくすんだ貝殻になりますので、やはり室内限定になるでしょう。

 

そして、室内水槽にて短いサイクルで大量に生まれてくるピンクラムズホーンの選別を行っていると、いろいろな色をした特徴ある個体が生まれてくることがあります。

金色の光沢付きの貝殻をしたピンクラムズホーンや、オレンジ色のピンクラムズホーンなど、色々な個性を持った個体が誕生してきますので、その際には、気に入った個体を更に選別して、新しい品種のようなピンクラムズホーンを誕生させても良いかもしれません。

ピンクラムズホーンというのは数年間位は生きますし、最終的にはカタツムリ位の大きさになりますので、そうなった際に綺麗に育てられた個体と、そうでない個体は一目で判断がつきますから、最終的にどれくらい綺麗な個体を作れるかを時間をかけて楽しんでも良いかもしれませんね。



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