つい先日、長期間使用していて古くなったソイルを遂に交換しました。ソイルを交換するということは水槽の完全なリセットをするってことなので、本当に疲れますけど、その効果は絶大で、不安定になっていた水槽があっというまに改善される位の効果です。
ソイルを長期間に渡って、交換無しで使用していると水槽の中に黒ひげみたないな、キモチ悪いイソギンチャクみたいな苔が大量に発生する状態になります。この黒ひげみたいな苔はエビも貝も魚も一切食べない程の代物なので、あっというまに広まります。
その結果、水槽内に沢山いたはずのミナミヌマエビの姿も、ある日突然に全く見えなくなっており、流石にこれはマズイな?と思い、ソイルの交換をすることにしました。ミナミヌマエビも水槽内に沢山居たのに、その姿が全く見えなくなってしまった訳です。
古くなったソイルを交換しないとエビが全滅する理由!
暫く、水槽の管理ができなかったで、水槽内にはウィローモスが爆発的に増えており、そのウィローモスの中にミナミヌマエビがいるのかな?、と思ったりもしましたが、水槽をリセットしていると、ミナミヌマエビの姿はどこにも居なくなっていました。
結論を言えば、あれだけ沢山いたはずのミナミヌマエビは全滅していた訳です。このミナミヌマエビが全滅した原因は、黒ひげみたいな苔が水槽内に大量に発生して水質が汚染されてしまってミナミヌマエビが全滅した訳ではなく、恐らくは別の要因ですね。
ミナミヌマエビも2センチ程に成長するとかなり強い耐性を持つ生き物なので、ドブ水の中でも何ら問題なく生息できます。しかし、産卵はできなくなるのでそれで子孫が増えなくなり、ある日突然にミナミヌマエビが全滅したように感じるのだと思ってます。
ミナミヌマエビも水質が汚染されると産卵しない?
水槽そのものはエーハイム2213を3機、水槽クーラーも取り付けており、やりすぎくらいのろ過能力、温度管理、照明管理、餌もエーハイムオートフィーダーを使っているので、これ自体は問題ないのですが、ソイルが古くなっているというのが問題でした。
メダカやプレコ、ピンクラムズホーン等は問題ないのですが、ミナミヌマエビやタニシなどには耐えられない環境になってしまうんですよね。ミナミヌマエビやタニシもすぐに死んでしまうことはないのですけど、産卵しなくなるので個体数が増えません。
ミナミヌマエビも寿命は1年から2年ほどと言われており、その間に産卵をして水槽の中で勝手に増えて成長をするので、無限に生息しているように感じるのですが、このサイクルが破壊されてしまい、産卵をしなくなることにより、水槽から消えていきます。
水槽内に黒ひげみたいな異臭がする苔が出たら要注意。
正直、ソイル関しては巷では、半年間で交換するべき、いや、1年間で交換するべき、無限に使えるっていろいろな主張がありますし、どれも間違っているわけではなく、どれも環境によっては正解なので、一論で期間を決めて交換をする必要はありません。
ただ、ソイルを交換したほうが良くて、エビの子供やタニシが耐えられい環境になりつつあるってのが黒いヒゲみたいな苔が水槽内に大量に発生する状態になりますので、この黒ひげみたいな苔が水槽内で発生しているかどうか?がポイントになります。
本来は、この黒ひげみたいな苔が大量発生する前にソイルは交換したほうがよいのですけど、まあ、一つの目安ですね。エビは全滅していきますけど、魚系は問題なく産卵もしていてメダカなどは爆発的に増えているので、案外見逃してしまうこともあります。
ミナミヌマエビもソイルを交換しなくて水質が悪化しても親個体が死ぬってことは有りませんが、産卵しなくなりますから、その個体が死んでしまうと全滅ってなりますので、面倒な人であれば、よくある話のように1年間で交換するってのも一つの選択肢。