今年の正月ころに生まれたメダカを水槽で育てていたら、それをみたアクアリウムの事を全く知らない友人が、こんな小さなメダカっているの?、ぜひ育ててみたいって話になったんですけど、2cmくらいのメダカしかいない水槽って珍しいのかもしれません。
また、隣の水槽では4cm前後に成長をしている、大きなメダカばかり飼育していますので、よけいにメダカが小さく見えたのかもしれませんが、メダカの成長を止めるのは難しいと言うか、出来ませんので、小さなメダカを飼育できるのは限定的になります。
ピラルクーやアロワナ等の巨大魚の成長を止める方法としては、餌を制限しまくるって方法が有名ですが、それをやると目の成長だけは止めることが出来ませんので、目だけが異常に大きくなり、背骨が曲がってしまい、最終的には早死にをしてしまいます。
何故か成長しない小さなメダカの秘密?種明かし。
そこで友人の話では、他でも小さなメダカだけを飼育している水槽があって、その水槽は何時みても今回のような2cm前後の小さなメダカしかいなかったので、このような小さなメダカが居るのか?とずっと思っていたそうなのですが、メダカの成長を止める?
いやいや、メダカの成長を止めることは出来ませんから、なにかその水槽には秘密がある訳ですが、種明かしをするととても簡単で、小さなメダカを定期的に入れ替えて飼育しているので、その結果、いつも2cm前後の小さなメダカしかいない水槽が出来ます。
メダカの成長速度を止める=餌を極限まで制限するって事なので、成長速度を遅くするどころか、体の小さなメダカにそのような管理法で飼育してしまうと、先ず、栄養不足で餓死してしまい飼育することは出来なくなるので、メダカそのものを入れ替えます。
なぜ?メダカを定期的に水槽で入れ替えるの?謎?
ここで、また、友人から質問をされることになったんですが、なぜ?、2cm前後のメダカだけを特定の水槽で飼育するのか?、なぜ?メダカを飼育している水槽を入れ替えるのか?、その理由がよく分からないって話になったんですが、これも実は簡単です。
メダカの場合、成長時期にあわせて、水槽を入れ替えて、同じくらいの大きさのメダカのみを飼育するってことは普通にありますし、30cm水槽では2cm前後のメダカを飼育し、60cmとか90cm水槽で大きなメダカ飼育するって感じで、大きさで入れ替えます。
その理由ですが、メダカは共食いをしてしまいますので、2cm以下のメダカと4cm以上のメダカが同じ水槽にいた場合、小さい方のメダカは襲われまくって食べられたり、ストレスで死んでしまいますから、それで、大きさごとに水槽をかえて飼育をします。
小さな水槽では小さなメダカに特化していることも多い。
メダカを飼育していると、環境が良くて、管理者が卵を採取して隔離しているだけで、爆発的に増えていき、最終的には水槽が足りなくなることも普通なので、メダカの大きさごとに異なるサイズの水槽を用意して、その中でローテーションで飼育をします。
その際に30cm水槽はスペースは省エネですが、肝心の水量が少ないことや、ろ過フィルターもエーハイムの2213くらいがMAXの濾過容量になってしまいますから、2cmくらいのメダカなら50匹程飼育できても4cm以上のメダカなら20匹が限度になります。
その影響で、水量、濾過フィルターの性能を考慮して、メダカの大きさによって飼育する水槽を変更するのは珍しくありませんから、たまたま、そういった小さなメダカのみを飼育している水槽を見た人が、小さなメダカ?、違う種類なの?と感じる訳です。