キャー!との大きな女性の悲鳴が聞こえて水槽内にゴキブリがいる!って大きな叫び声が聞こえたので一体何事か?と思ってベランダにいってみると、どうやらベランダの水槽の中でゴキブリが泳いでいるらしく、それでビックリして悲鳴を上げたらしいです。
ここで、ある疑問があると思うのですが、ゴキブリは水中を泳ぐ生き物ではありませんし、ゴキブリとは違いますが、ゲンゴロウみたいな黒っぽい水中を泳ぐ昆虫は勝手に水槽の中で泳いだりしませんし、一体ゴキブリってなんのこと?って水槽を見てみると。
ああー、こいつか!、これなら普通の人は見たことが無いでしょうし、見た目がゴキブリというかゲジゲジというか、現在一般の人が知っている昆虫や生き物とは形状がかなり違いますので、大慌てになるのも当然ですが、アクアリウムをしている人ならどう?
キャー!水槽内にゴキブリがいる?変な生き物の正体。
早速ですが、結論から言えば、この変な女性がゴキブリと勘違いした生き物の正体は、アクアリウムをしている人なら大抵は孵化させたことがあるであろう、ブラインシュリンプのことで、学研などの教材ではシーモンキーって名称で有名な生き物なのです。
ブラインシュリンプに関しては、アクアリウムをやっていて、プレコやネオンテトラ等の繁殖をしたことがあれば、必ずブラインシュリンプを何度も孵化させて、餌として与えますし、ホームセンターに行けば、普通にブラインシュリンプは売られています。
ただし、殆どの人はブラインシュリンプを餌として扱いますから、あのオレンジ色の小さなプランクトン状態のブラインシュリンプしか知らないのですが、そのまま飼育していくと、5cm位まで成長をして、なんとも言えない不気味な姿に成長をしていきます。
知らない人が見たらゴキブリと間違えても当然?
ブラインシュリンプは成長をしていくと、かつて地球上に存在していたアノマロカリスって変な生き物によく似た形状に成長をしていき、孵化したオレンジ色のミジンコみたいな状態とは異なる姿に成りますので、知らない人が見たら、まあ、ゴキブリですね。
それが、不気味な動きをして水槽内で泳いでいる訳ですから、気持ち悪いとか怖いって感じる人がいても当然ですが、通常は、餌としてその全てが処理されるブラインシュリンプなんですが、生き残りが水槽にいたらしく、奇跡的に成長をしていたようです。
ブラインシュリンプを孵化させる際には若干の塩分濃度が必要で、いわゆる、汽水の状態にしない孵化できないのですが、成長をしていくと、通常の淡水でもある程度生き残る個体もいて、更に環境に合わせて進化していくのか、産卵までする個体もいます。
ブラインシュリンプを育てるのも結構面白いです。
成長をすると、お世辞にも可愛いとすら言えないブラインシュリンプですが、大きく成長をすると産卵活動まで行いますし、その産卵方法も、他のエビや魚とは異なり、見た目もオスメスの区別があるのか、雌雄同体なのかもわからないけど、変な産卵です。
単体では繁殖は出来ないらしく、2匹以上の大型のブラインシュリンプがいれば、一匹がもう一匹の体に噛み付いているというか、常に動いていないと駄目な生き物なのか?、トランスフォーマーの如く、合体したまま、永遠に泳ぎなら卵を産み付けます。
ただし、卵は汽水域でないと孵化できないので、塩分濃度をある程度設定する必要がありますが、ブラインシュリンプの場合は適当でも良く、アクアリウム用のソイルを適当につまんで、ドボンと入れておけば、勝手に繁殖までするという謎の多い生き物です。
ブラインシュリンプの孵化、飼育、繁殖は難しくありませんし、屋外で放置していても勝手に成長をしていき、産卵・繁殖までする生き物ですし、入手が容易なので興味があれば孵化、飼育、繁殖もお薦めですが、ご家族に女性がいる場合は、一応要注意です。