メダカや熱帯魚を飼育していると、水槽環境が良ければ問題ないのですが、ろ過フィルターが容量不足であるとか、水質が極端に汚れているとか、大量の餌を与えてしまって急激に水質が悪化していった場合、かなりの確率でメダカや熱帯魚が病気になります。
よくあるのが、松かさ病と言って、魚の鱗が松ぼっくりみたいにめくれてしまう病気、白点病と言って魚全体に白い点が付着する状態、後は尾腐れ病と言って、尾ひれや背びれが腐っていき、カビが付着していく状態であり、これらの病気がメジャーです。
もし、メダカや熱帯魚が病気になった場合、ネットで調べてみると、熱帯魚用の薬が売られていますが、その薬を購入して水槽に入れてしまうと、水槽そのものが崩壊しかねませんので、薬を使って治療をする場合は、完全に隔離をするのが基本になります。
メダカや熱帯魚が病気になったら薬で治せるの?
では、メダカや熱帯魚が病気になった場合、薬で治せるのか?といえば、薬を使っても症状が末期状態の場合は、ほぼ助かりませんし、基本は基礎体力や免疫力で体力を回復させていかないと、何をやっても助かりませんが、薬が有用なのも事実に成ります。
熱帯魚用の薬を水槽に入れると、水槽の飼育水が黄色くなるのでびっくりする人も居るかも知れませんが、色がついていないと薬が水槽に入っているのか分かりませんので、ガスに匂いをつけているようなものだと思えば、特に驚くこともなく安心できますね。
ただ、この熱帯魚用の薬を水槽にれてしまうと、水草やバクテリアなどにも大ダメージがありますので、病気だけを治すというわけにはいきませんし、実際にそれほどの効果があるのか?といえば、正直、ろ過フィルターが適正なら薬よりも水換えが良いです。
ろ過フィルターが機能していない場合は薬が有効。
ろ過フィルターが正しく機能していて、メンテを忘れていて目詰まりをしているとか、ソイルの中に汚れや有毒なガスが溜まっているとか、餌のやりすぎで短期間に急激に水質が悪化した場合などでしたら、薬を使うよりも、断続した水換えのほうが良いです。
ただし、メダカや熱帯魚がろ過フィルターの容量不足とか、ろ過フィルターが正しく機能していない場合であるなら、断続した水換えをしても効果は期待できませんので、急いでろ過フィルターを追加すると同時に、隔離水槽を要して薬を投入すると効果的。
メダカや熱帯魚が病気になった場合、薬での治療が最も有効なのがこのケースであり、ろ過フィルターが機能していない時点でろ過フィルターを容量アップするか、更にろ過フィルターを追加する以外に改善する方法がないので、特に薬品治療が有効なのです。
絶対に薬品を使ってはいけないのが古代魚やエビの仲間。
メダカや熱帯魚が病気になった場合、薬を使って治療をしなくても、ろ過フィルターが機能しているのでしたら、極端に症状が悪化している個体のみを隔離して、後は断続的な水換えを一週間ほど継続すれば、水槽内で広まっている病気が収まっていきます。
ただ、絶対に薬品を使ってはいけない魚がいて、いわゆるアロワナとかポリプテルス等の古代魚の仲間になるんですけど、これらはガイノンといって強力なバリアーみたいな特徴があるのですが、薬品を使うとこの影響で致命的なダメージを受けてしまいます。
また、エビの仲間は例外なく、薬品には極端に弱いですから、メダカや熱帯魚が病気になっているからと言って、エビも一緒にいる水槽に薬品をいれてしまうと、エビは例外なく全滅してしまいますし、水草も枯れてしまいますので、利用をするのは控えます。
60cm以下の水槽で、初心者の方がメダカや熱帯魚を飼育していて、松かさ病、尾腐れ病、白点病などの病気になる場合、大抵がろ過フィルターの容量不足になりますので、その場合は、躊躇なくエーハイム2213を追加すれば大抵は、病気を防げます。