メダカの飼育をしていると、いつもマイペースでゆっくりと水槽の中を泳いでいて、人に慣れているメダカであれば、人の姿を見たら水槽のガラス面に集団で集まってきて、口をパクパクさせながら、餌をよこしなさいとジェスチャーをおくってきます。
常にマイペースで、水槽のメダカを見ている方が心地よくなってきそうなくらいなんですけど、このようなメダカたちであっても、稀に普段とは異なるような行動をすることがあり、それを見た飼育者の人が驚いてしまうのも無理は無い話になります。
水槽内のメダカたちが突然クルクルと回り始めているのはなぜ?
ある日突然、水槽内のメダカたちがクルクルと回り始めており、一体何が起こっているのかと心配そうに水槽を確認することになるのですが、この場合、2つの要因が考えられます。
その一つ目は、メダカのオスが産卵をするためにメスの前でクルクルと回りながら、ラブコールをおくっている状態であり、これは、大抵朝早い時間帯に行わるのが普通で、室内環境であっても時間が分かるのか、メダカたちは朝の早い時間帯に積極的に半諸活動を行います。
この場合は、よく見ているとクルクル回ッた後にオスとメスが体を寄せ合い、尻尾でくるむようにして産卵行動をしていますので、何ら問題はありません。多分、早起きをした際に偶然見てしまった産卵活動だったのではないかと考えられます。
メダカたちがクルクル回りながら体を擦り付けている場合。
もう一つの要因は、メダカがクルクル回りながら体を水槽内のガラス面や砂利、流木などに体を擦り付けている場合であり、この場合は残念ながらかなり深刻な状態だと思って対応しないといけません。
なぜなら、この時点でメダカは何らかの病気にかかっており、それに不快感を感じたメダカがクルクル回りながら体をこすり、何とか不快感を改善しようと試みているからであり、そのままにしておくと殆ど99%の確率でメダカは死んでしまいます。
また、1匹のメダカがそのような行動をしている時点で、水槽内の水質が極端に悪化していることも考えられますので、状況次第ではメダカが全滅してしまう恐れもあるため、それに合わせた水槽のメンテナンスが必要です。
メダカの場合は白点病や尾腐れ病が結構多いのです。
メダカが水槽内でクルクル回りながら泳ぎ始めて、体をあちこちにこすりつけるようになった時点で、大抵は白点病、尾腐れ病にかかっていることが多いため、なるべく早い段階で半分くらいの水換えを行い、水温を水槽用ヒーターで少しずつ高くしていきます。
いきなり水温を上げたら余計に弱ってしまいますので、状況を見ながら、少しずつ水槽用ヒーターの水温を高くしていき、最終的には大体28度くらいまで上げれば良い感じでしょうか?
恐らくは濾過フィルターが正しく機能していないか、容量不足の可能性が大変高いので、出来れば濾過フィルターの追加をするとか、濾過フィルターのメンテンスをするなどして、早急な環境改善をしないといけなくなります。
ただ、メダカがクルクル回りながら泳ぎ始めた時点で、殆どその個体は助からない状況に陥っていることが多いですから、せめて他の個体を救うべく、普段から濾過フィルターについては、やり過ぎくらいの設定をしておくことをお勧めいたします。
快適にメダカやミナミヌマエビの飼育をする場合、やはり最適な濾過フィルターは、最近は3000円で購入することが不可能になりつつある、エーハイム2213を複数設置でしょうね・・・・。