メダカの飼育をしている人から尻尾が曲がっているメダカの病気が発病したらどうすればよいのか?と言ったご質問を頂いたのですが、こちらについての尻尾が曲がっている件はおそらくは尾ぐされ病であるか、生まれつき奇形のメダカのことだと思われます。
尾腐れ病になるとメダカの尻尾がボロボロになってきて人によっては尻尾が曲がっていると感じる人もいるでしょうし、生まれつき奇形で尻尾や背中が曲がっているメダカの場合は誰が見ても尻尾が曲がっていると感じるでしょうけど、大抵はこの2つですね。
尾腐れ病になってしまった場合は殆どの場合で助かりませんので、その水槽の中で飼育している他のメダカや魚達が感染しないように水槽の水質の改善とろ過フィルターの清掃や見直しをする必要がありますので、なるべく急いで対策をしないといけません。
尻尾が曲がっているメダカの病気が発生したらどう対処するの?
最初にメダカの尻尾が曲がっている病気が尾ぐされ病の場合は、そのメダカは殆ど助かる見込みはありませんので、他の水槽に隔離をして余命まで育ててあげるのが良いのですが、感染源になりかねませんので必ず隔離をして他の発病していない魚と分けます。
グリーンF等の尾ぐされ病対策の薬品もありますが、尾ぐされ病になってしまったメダカの回復は殆ど絶望的ですので、それを覚悟してから、ある程度高額なグリーンFを購入してから、水槽に投入して水が黄色になった状態で魚の回復を行うことになります。
高価なグリーンFを購入したのに、メダカの尾腐れ病が回復することなく死んでしまったとかって感じで、Amazonで苦情を書き綴っても恥ずかしいだけですから、人間の病気を治すのとは違い、尾腐れ病のメダカが助かる確率は大変低いと思って下さい。
メダカが尾ぐされ病だった場合はろ過フィルターの強化と水換え。
メダカが尾ぐされ病だった場合、もう助からないと隔離しても良いですし、グリーンF等の薬品を使って最後の治療を試みてもよいのですが、メダカが尾ぐされ病になっている時点でその水槽環境は普通の状態ではありませんので、急いで改善を行います。
水槽の改善方法は半分くらいの水換えを数日単位で行うことと、もう一つはろ過フィルターの容量不足やろ過フィルターの汚れや目詰まりを改善することであり、殆どの場合でろ過フィルターが正しく機能していないか、ろ過容量不足の状況のはずです。
ですから、水換えに合わせてろ過フィルターを大幅にパワーアップさせることが尾ぐされ病の改善方法であり、それをしない場合はまた将来的に尾ぐされ病が発生してしまったり、原因不明でメダカやエビなどが全滅してしまいますので2213等を追加します。
生まれつき奇形で尻尾が曲がっているメダカはどうすればいい?
実はメダカというのは奇形の個体が生まれやすい魚になりますので、特に水温が高い状態で卵を孵化させてしまった場合、かなりの確率で奇形のメダカが誕生することになりますから、その際に尻尾が大きく曲がっているメダカが誕生することがよくあります。
水槽の中で大量のメダカを飼育している場合などは、奇形のメダカが誕生していても気がつかないことが多く、あるとき突然ちょっと変案メダカがいるな?って感じで気がつくことになりますから、そのときにそれを見て慌てて尻尾が・・・と感じるのです。
この場合の対処方法はありませんし、生まれつきそのような尻尾が曲がっているメダカの場合はそれが個性だと思って育てていってもよいですし、ダルマメダカもそのように体が短い奇形のメダカを固定させて商品化したものなので、案外愛着が出てきます。