ミナミヌマエビを食べる事は出来るのか?|生食以外はOK?

ミナミヌマエビを飼育していると爆発的に繁殖しますし、自然の川などに行ってガサガサをすると、それは大量にミナミヌマエビが網で捕獲できますから、正直って飼育できないくらい大量の個体が簡単に集まります。

数百匹、数千匹単位のミナミヌマエビになると、普通の環境ではそれらを全て飼育をしたりできませんので、扱いに困る事もあるかもしれません。

川でガサガサをして大量のミナミヌマエビを捕獲した際には、必要なだけを持って帰るようにしておき、その他の個体は元の川にそっと逃すくらいの気持ちで良いでしょう。

飼育しているミナミヌマエビを釣りエサに使うにしても、単独飼育の場合、ミナミヌマエビの増える量は半端ではありませんので、適切な水槽を用意しておけば、あとは勝手に増えていきます。

とにかく飼育すると大量に増えるし、捕獲しても大量に捕獲できるミナミヌマエビですから、これを食材として使えないかと考えてくる人が出てくるのも自然の流れかもしれません。

しかし、ミナミヌマエビを食べる事は出来るのでしょうか?

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ミナミヌマエビを食材としたメニューを見た事はありません。

 

川魚や川エビを調理している古くからの老舗の日本料理店や、山奥にある清流の川魚や川エビを調理してくれる店にも色々と行ってみたのですが、ミナミヌマエビを食材として利用しているお店を見た事がありません。

川エビのてんぷらやフライと言えば、どこに行ってもテナガエビを調理したものであり、川エビのかき揚げなどについても、食材に使っているのはテナガエビばかりです。

実際に、ミナミヌマエビを食材として使っている店もどこかにはあるのかもしれませんが、私は見た事が無いので、まともなお店でそういったお店があれば見てみたいものですね。

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汚い川や湖に住んでいるイメージのあるテナガエビは食べれるのか?

 

テナガエビについては、汚い川でよく釣られますから、そのようなエビを食べる事は出来るのだろうか?と考えてしまいそうですが、食用として調理されているテナガエビは綺麗な川の水を引いて養殖されていたり、清流で捕獲されているような個体が多い為、特に問題はありません。

魚やエビの味に関しては、食べているエサによって変わってくる事が多いですから、ドブのような場所に生息しているテナガエビよりも、綺麗な水と専用のエサで養殖されていたり、綺麗な川で捕獲されるテナガエビ方が見るからに美味しそうですね。

養殖をされた事がある方であれば簡単に分かる話として、養殖対象に与えるエサというのは大変重要であり、そのエサ次第で味が変わってくる訳ですから、綺麗な水で適切なエサで育ったエビの方が当然美味しくいただけるでしょう。

では、汚い川で釣ったミナミヌマエビは食べれないかと言えば、別にそういった事はなくて、特に何かの放射性物質や化学物質などで汚染されているような場所以外であれば、単純に泥臭いとか、美味しくないといった違い程度ではないでしょうか?

いずれにせよ、エビを美味しく食べる為には、綺麗な環境と美味しくなるエサで育った個体である方が良い事には違いはありません。

 

 

ミナミヌマエビを食べる事は出来るのか?

 

これまで、ミナミヌマエビを食べた事がないですし、食べようとも思った事がないので実際に人が食べれるのかと聞かれたら、適切な回答は出来ないのですが、エビですからたべれない事はないとは思います。

ただし、刺身用のイワナを育てているような特殊な環境で育てたミナミヌマエビ以外は、生食は絶対にNGでしょうから、必ず火を通してから調理すれば、普通に食べても問題はないかとは思われます。

川魚であるイワナは、寄生虫などの問題から、生食の刺身で食べるのは絶対にNGと言われていますが、相当綺麗な環境で徹底管理された養殖個体の場合は、生食の刺身で食べても大丈夫です。

もし、ミナミヌマエビを食べる場合の調理用途としては、サイズが小さい事もありますから、かき揚げの素材くらいにしか使えないかもしれません。

現代においては、ミナミヌマエビを食べないといけない状態になる事が殆どありませんし、どうしても川エビを食べるのであれば、サイズが大きいテナガエビを食べれば良い訳であり、ミナミヌマエビでないといけない理由がありません。

 

 

ミナミヌマエビを食べる理由が現在の日本にはない。

 

食べる理由がないので、どこの川エビを扱っている料理店でもミナミヌマエビを食材として使わない訳ですから、興味がある方はミナミヌマエビの調理法を考えてみても良いかもしれません。

ただし、そのメニューはミナミヌマエビでなければいけない理由が必要になりますので、単純なかき揚げでしたら、海のエビの方が安心できますし、価格も安くて味も良いでしょうから、ミナミヌマエビを使わないといけない理由にもなりません。

普通に屋外水槽や室内水槽で飼育しているミナミヌマエビを食べても、あまり美味しくないような気がしますので、それならミナミヌマエビを使って、魚を釣り上げてそちらを食べた方がはるかに美味しくいただけるかもしれません。

ミナミヌマエビでしたら、ハゼも入れ食いですから、ミナミヌマエビ1匹でマハゼ1匹を釣り上げる気持ちで、お近くの河口や海に出向いて、ハゼ釣りを楽しむのも良いでしょう。

ミナミヌマエビを料理してどこにでも出せる、川エビのメニューとして企画するのは相当難しい話であり、それで商売になるかと言えば難しいと言えるのではないでしょうか?

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