水槽に取り付けていると何かと便利なスドーのサテライトですが、特に冬場の寒い時期には注意をしておかないと、サテライト内のメダカの稚魚やエビが全滅してしまった・・・等のトラブルが多発する時期なので、特に寒い時期には注意が必要です。
何故?、寒い冬場にサテライトに注意が必要なのか?といえば、特にヒーターを取り付けて水温を25度以上に設定している水槽がそれに該当するんですけど、室温が低くて水温が高い場合、水槽の飼育水の蒸発スピードにフルブーストがかかってしまいます。
その結果、ガンガン水槽の飼育水が蒸発してしまい、あっという間に本水槽の水量が減っていき、サテライトに本水槽の水が循環しなくなってしまい、サテライト内の水温の低下、水質の悪化などにより、サテライト内で大量絶滅状態になってしまうのです。
冬場のサテライト水槽は水量に注意するべき理由。
室温が高くなる夏場でも水槽の飼育水は蒸発をしているんですけど、室温が低くなり水温が25度前後になっている水槽は特に飼育水が蒸発しやすくなってしまっているので、最低でも一週間に1回は水を追加しておかないと、水槽の水が減っていきます。
サテライトの構造上、取り付けている水槽の飼育水が一定以下の水位になってしまった場合、エアレーションで水を吸い上げることができなくなり、どれだけエアレーションをしていても、飼育水は循環をせず、サテライト内は完全に孤立した状態になります。
そうなると、特にメダカの稚魚は直ぐに全滅してしまいますし、メダカの卵もカビだらけになって死んでしまい、レッドビーシュリンプなども直ぐに全滅してしまって、気がついたらサテライトの中が空っぽになっていた・・・、気がついた頃には遅いのです。
冬場の水槽の飼育水の蒸発を避けるには蓋が最適?
気温が低く、水温が高い場合、兎に角、飼育水の蒸発が激しくなる訳ですが、これを防ぐには水槽に蓋をすればよく、冬場に飼育水が蒸発するの?、そんな訳ないでしょうって言っている人は、大抵は上部ろ過フィルターにガラス蓋をしている水槽ですね。
しかし、エビとか水草がメインの場合、上部ろ過フィルターは適切ではなくエーハイム2213等の外部式ろ過フィルターになりますから、ガラス蓋が物理的につけれないとか、LED照明をつけているので、ガラス蓋がつけれないって人が大半になります。
何らかの方法で水槽の飼育水が蒸発しても、水滴になってまた、水槽に戻るような環境にすれば蒸発は防げますので、サランラップ等でうまくラッピングしてしまえば、水槽の飼育水の蒸発を防げるのですが、見た目がイマイチで結構手間がかかります。
冬場は水槽の横にバケツを置いておくと便利です。
気温が極端に低くなる12月から2月にかけて、水槽の横にバケツに水を入れておいておくと、気がついたら塩素が抜けた水を簡単に水槽に追加できますし、蛇口から出す水はとても冷えていますが、バケツ内の水は室温と同じなので、水温的にも扱い安いです。
ただ、間違えてバケツをひっくり返すなどのトラブルになると大変なので、気がついたらその都度、浄水器をとおした水道水をバケツに入れて、それを水槽に追加するのでもよいのですが、放置しておくと、水槽の水位は減る一方なので必ず補水が必要ですね。
サテライトがない場合、水槽の飼育水が蒸発して水位が下がっていてっても大した問題にはなりませんが、サテライトを取り付けている場合は、サテライトが機能しなくなる恐れがある重大な問題なので、飼育水の水量のチェックを定期的に行いましょう。
サテライトでメダカの稚魚などを飼育している場合、絶妙な水量の循環をさせないと、特に冬場はサテライト内の水温が下がってしまい死んでしまう可能性がありますが、絶妙な設定も、本水槽の水量が下がってくると機能しなくなるので、特に注意が必要。